【XOM】エクソンモービルより四半期配当(2018年9月)82.00ドル受取

中国に石化コンビナート建設に合意したエクソンモービルより四半期配当82.00ドルを獲得

米エクソンモービルと中国の広東省政府は6日、同省に石油化学コンビナートと液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地を建設することで基本合意したと発表した。エクソンモービルは投資額を数十億ドル(数千億円)としている。米中の貿易戦争が激しくなる中でも、中国事業を伸ばしたいエクソンモービル側と、海外からの投資で経済をてこ入れしたい中国側の思惑が一致した。

エクソンのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)が5日に広東省を訪れ、同省トップの李希同省共産党委員会書記らと会談し、合意文書や覚書などに署名した。同省恵州市に原油を精製して化学品を製造するコンビナートを建設する計画で、2023年の稼働を見込んでいるとしている。

具体的には、年産120万トンのエチレン製造設備に加えて、ポリエチレンの製造設備2本、ポリプロピレンの製造設備2本などを含む。エクソンは「中国の化学品需要の成長を期待し、アジア太平洋地区で生産能力を拡大する」としている。

エクソンは福建省に原油の精製や化学品を製造する石化コンビナートを抱えているが、中国の化学品需要は成長が続く。中国メディアによると、2017年の中国のエチレン消費量は約2000万トン。20年には2倍の4000万トンまで増えるとの見方も出ており、中国での能力増強を検討してきた。

LNGの受け入れ基地の建設でも覚書を交わした。中国で稼働しているLNG受け入れ基地は約20カ所で受け入れ能力は6500万トン前後。大気汚染などの環境対策を強化するため、25年までに1億トンまで受け入れ能力を拡大する方針で、エクソンも参加する。

エクソンはレックス・ティラーソン前CEOがアジア投資を加速し、今回発表した広東省のプロジェクトを進めてきた。ティラーソン氏はトランプ米大統領の国務長官を務めたが、関係が悪化して退任した。ウッズCEOはティラーソン氏のアジア重視路線を継承していることを示した格好だ。

中国政府はトランプ政権と貿易戦争を繰り広げているが、米国企業との協力関係は維持していく方針だ。中国国内の石油やLNGなどのエネルギー需要や化学品の需要の拡大に備え、最先端の技術と世界のエネルギー市場に大きな影響力を持つ米国企業との連携は続きそうだ。

中国投資が吉と出るか凶と出るかは貿易戦争の影響が大きいが、設備投資も継続していく
エクソンモービルから四半期配当100株分82.00ドルの四半期配当を受け取りました。

【XOM】エクソンモービルからの配当金

エクソンモービルより1株あたり0.82ドルの四半期配当金となっているので、0.82×100=82.00ドルが実際の配当金となります。

2018年6月【XOM】配当との比較

前回四半期配当より買い増し実施していないため、配当の差異はありません。

接着剤など生産によりシンガポール2工場の操業開始するエクソンモービルより四半期配当82.00ドルを獲得 オイルメジャーの米エクソンモービル...

【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標(2018年9月16日)

株価 82.32ドル

PER 16.90倍

BETA 0.81

年間配当 3.28ドル

配当利回り 3.96%

年率EPS 4.54ドル

Payout Ratio 72.2%

増配年 36年連続(Since 1983)

【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)

【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)

原油価格が回復も、株価上昇基調にはならないエクソンモービルだが、今後も長期投資で配当を出し続けていくであろう銘柄をウォッチしながら配当再投資を実施していく。

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