再発・難治性の急性リンパ性白血病治療薬「イノツズマブ オゾガマイシン」を国内申請したファイザーより四半期配当26.56ドルを獲得
ファイザーはこのほど、「再発又は難治性の前駆B細胞性急性リンパ性白血病」の治療薬として、抗体-薬物複合体である「イノツズマブ オゾガマイシン(遺伝子組換え)」(開発番号:「PF-05208773」/「CMC-544」)を日本で承認申請したと発表した。B細胞性急性リンパ性白血病のがん細胞の表面に発現するCD22抗原を標的とする薬剤で、同抗原に結合し、細胞傷害性を有するオゾガマイシンが細胞を破壊するとされる。
ファイザーが4月27日に発表した。それによると、日本も参加した国際共同フェーズ3(「INO-VATE 1022試験」)では、326人の患者を対象に、全生存期間(OS)と血液学的完全寛解率を主要評価項目に、同剤群と標準化学療法群の比較を行った結果、OSについては統計学的有意差は認められなかったが、無増悪生存期間(PFS)と血液学的完全寛解率では、標準化学療法群を有意に上回る結果が得られた。
PFS(中央値)では、イノツズマブ オゾガマイシン群は5.0か月に対し標準化学療法群は1.8か月だった。血液学的完全寛解率は、イノツズマブ オゾガマイシン群は80.7%に対し標準化学療法群は29.4%だった。血液学的完全寛解達成患者のMRD(微少残存病変)陰性率はイノツズマブ オゾガマイシン群は78.4%、標準化学療法群は28.1%。寛解持続期間の中央値は、イノツズマブ オゾガマイシン群で5.4か月、標準化学療法群で3.5か月だった。
日本での急性リンパ性白血病は約5000人(2014年)という。新たに診断された成人患者の約20%から40%は現在の治療レジメンによって治癒するが、再発または難治性場合の5年生存率は10%以下とされる。
海外では、同剤は米国では13年3月に、欧州では同年6月に、B細胞性急性リンパ性白血病に対する希少疾病用医薬品に指定。米国では15年10月にブレークスルー・セラピーの指定を受け、17年2月に承認申請し、17年8月が承認目標となっているという。欧州でも承認審査中で17年4月、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)から肯定的見解を得ているという。
急性リンパ性白血病治療薬を国内申請したファイザーから83株分の四半期配当を獲得した。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.32ドルの四半期配当金となっているので、0.32×83=26.56ドルが実際の配当金となります。
2017年3月【PFE】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを実施していないため、四半期配当の偏差はありません。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2017年6月6日)
株価 32.07ドル
PER 26.88倍
年間配当 1.28ドル
配当利回り 4.00%
BETA 1.02
年率EPS 2.55ドル
Payout Ratio 50.2%
増配年 7年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
ここのところファイザーが株価調整に入ってきている。
配当利回りも4%となっており若干買い増し実施してもよい水準と思われる。
ファイザーの下げは早いため当面の底とは思えないがその他の優良銘柄が高値圏にあるため、今月の定期購入も視野に入れている。