【JNJ】「レミケード」売上高は6%減、主力薬いずれも振るわなかったジョンソンエンドジョンソンを122.80ドルで5株買い増し(2017年5月)

アクテリオン買収で通期の売上高・利益予想を上方修正したが主力薬剤の売上げが減少したジョンソンエンドジョンソンを5株614ドルで追加購入

米ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】の1-3月(第1四半期)の売上高は市場予想を下回った。【JNJ】はこの収益力の低下を補うため、1月に300億ドル(現在のレートで約3兆2560億円)の巨費を投じてスイスの製薬会社アクテリオンの買収に踏み切ったわけだ。

四半期全体で初めて米【PFE】ファイザー製のバイオシミラー(バイオ後続品)との競争にさらされた関節リウマチ薬「レミケード」の売上高は大幅な減少こそ免れたものの、前年同期比6%減。他の3つの主力製品もいずれもアナリストの予想に届かなかった。

一方、一部項目を除く1株利益は1.83ドルと、アナリストの予想平均である1.77ドルを上回った。

【JNJ】はアクテリオン買収の影響を反映させ、通期売上高予想を引き上げた。新たな見通しは754億-761億ドル。一部項目を除く通期1株利益予想も7-7.15ドルに上方修正した。アナリストは7.05ドルを見込んでいた。

一番の稼ぎ頭であるレミケードに対し、バイオシミラーが及ぼす影響が今後数年でどれほどの規模になるか判断するのは時期尚早だが、アナリストらは2019-20年にレミケードの売り上げが大きく落ち込むとみている。

アクテリオン買収で売上減少を補うべく手段を講じているジョンソンエンドジョンソン買い増しで合計保有株は35株となり平均買付株価は111.24ドルとなった。

【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標

株価 122.80ドル

PER 20.62倍

年間配当 3.36ドル

配当利回り 2.73%

BETA 0.79

年率EPS 7.09ドル

Payout Ratio 47.4%

増配年 55年連続(Since 1962)

ジョンソンエンドジョンソンの購入理由

  • 55年連続増配銘柄であり配当貴族銘柄であること
  • 増配率も安定して高い値をキープしていること
  • 財務状況も健全でS&P格付け最上位AAAであること
  • ブランド価値も高く一般消費者にも浸透していること

1株あたり年間配当額は3.36ドルなので3.36×5=16.8ドル(1920円)の配当を得られる権利を獲得した。

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン日足チャート(1Year)

17051902

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン週足チャート(5Year)

17051903

大きく株価下落しているわけではないが、ポートフォリオ比率が低かったことによる定期購入となる。

米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ

17051904

今回のジョンソンエンドジョンソン買い増しで米国株ポートフォリオ比率は7.44%になった。

次の定期購入ターゲットは米国株太郎コア10種のアメリカ株ポートフォリオが低い【PG】プロクター&ギャンブル、【PM】フィリップモリス、【KO】コカコーラで考えている。

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