【CL】コルゲートパルモリーブの企業分析(2016年版)-2017年5月に2.6%増配で54年連続増配となった歯磨き粉等を世界展開している日用品メーカーの配当王銘柄

コルゲートパルモリーブは家庭用品で全米3位の老舗メーカーで配当王のジェレミーシーゲル銘柄

コルゲートパルモリーブ(Colgate-Palmolive Co)は世界的に展開する米国消費財メーカー。

事業は2部門で構成。口腔・パーソナル・家庭用品部門は歯磨き粉「コルゲート」、歯ブラシ、石鹸、シャンプー・リンス、制汗剤、脱毛製品のほか、洗濯洗剤、食器用洗剤、衣類柔軟剤、漂白剤などを製造。

ペット栄養部門は「ヒルズ・サイエンス・ダイエット」ペットフードなどを提供している。

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家庭用品で全米3位の老舗メーカーであるコルゲートパルモリーブは世界で初めて練り歯磨き粉を発売した、世界展開している日用品メーカーである。

歯磨き粉のColgate Totalが主力のオーラルケア用品、ハンドソープ・石鹸などのパーソナルケア用品などが有名で200以上の国と地域で販売している。

コルゲートパルモリーブの同業他社は【PG】プロクター&ギャンブル【UL】ユニリーバ【KMB】キンバリークラークなど。

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によると1957年から2003年の間S&P500は10.85%の年率リターンに対しコルゲートパルモリーブは15.22%の年率リターンを叩き出している。

採用インデックス

  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

【CL】Colgate-Palmolive Co株価指標

2017年5月10日時点

PER:26.40倍

配当利回り:2.24%

増配年数:53年

最新情報→「YAHOO!FINANCE

【CL】コルゲートパルモリーブの2016年株価チャート

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2016年のコルゲートパルモリーブ株価は66.62ドルから65.44ドルとなっており-1.18ドル(-1.77%)のリターンであった。

【CL】コルゲートパルモリーブの企業業績(10年)

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【CL】コルゲートパルモリーブのEPS・配当

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2007年から過去10年平均のEPS+8.3%の上昇率であった。

2016年のEPSは2.72ドルで前年比+79.0%の上昇率であった。

今後のコルゲートパルモリーブEPSは2017年に2.92ドル、2018年に3.17ドルをアナリストは予想している。

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2007年から過去10年平均の増配率は+9.3%の上昇であった。

2016年の配当は1.6ドルで前年比+3.3%の上昇であった。

2017年5月に2.6%の増配で54年連続増配となったことで、50年以上連続増配企業に与えられる配当王の冠をつけた配当王銘柄となる。

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配当性向は2007年の43.8%から2016年の100%まで上昇している。

2016年は前年の54.8%から100%へ急激な上昇となった。

【CL】コルゲートパルモリーブの営業成績

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2007年から過去10年平均の売上高は+2.19%の上昇であった。

2016年の売上高は前年比-5.23%の下落であった。

2013年の売上高をピークに下落中である。これはコルゲートパルモリーブの海外売上比率が高いため、ドル高の影響が大きい。

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2007年から過去10年平均の営業利益は+5.91%の上昇であった。

2016年の営業利益は前年比+37.58%の上昇であった。

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2007年から過去10年平均の純利益は+6.08%の上昇であった。

2016年の純利益は+76.37%の上昇であった。

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2016年のグロスマージンは前年の58.6%から60%へ上昇した。

概ね56%から60%を維持しており高い水準で毎年推移している。

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2007年から過去10年平均の営業利益率は21.5%となっている。

2016年の営業利益率は前年17.4%から25.3%へ上昇している。

コルゲートパルモリーブは常に高い水準の営業利益率を維持している。

【CL】コルゲートパルモリーブのROAとROE

  • ROA(Return On Assets):総資本利益率
  • ROE(Return on Equity):株主資本利益率
  • Financial Leverage:財務レバレッジ

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2007年から過去10年平均のROAは18.2%となっている。

2016年のROAは前年10.9%から20.3%へ上昇している。

充分高い水準である。

2007年から過去10年平均のROEは114.2%となっている。

2016年のROEは前年327.2%から0.00%へ下落している。

これは借入大きいことにより株主資本合計がマイナスになっている影響である。

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見た目上は債務超過となっているが、実際は日用品を安定的に販売しているため債務を回収する目途がしっかり立っている場合は借入比率が大きくても資本を廻す意味では問題ない場合がある。

これはコルゲートパルモリーブにも当てはまると思われる。

【CL】コルゲートパルモリーブのキャッシュフロー

  • OCF:Operating Cash Flow(営業CF)
  • OCFM:Operating Cash Flow Margin(営業CFマージン)
  • FCF:Free Cash Flow(フリーCF)
  • FCFM:Free Cash Flow Margin(フリーCFマージン)
  • Cap Spending:設備投資

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2007年から過去10年平均の営業キャッシュフローマージンは18.5%となっている。

2016年の営業キャッシュフローマージンは前年18.4%から20.7%へ上昇している。

2007年から過去10年平均のフリーキャッシュフローマージンは14.6%となっている。

2016年のフリーキャッシュフローマージンは前年14.1%から16.8%へ上昇している。

高い水準のキャッシュフローを維持している。債務超過であってもです。

【CL】Colgate-Palmolive Coの株価チャート(過去15年)、株価パフォーマンス(過去10年)

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コルゲートパルモリーブの株価は2005年から持続的に上昇している。

同一セクター及びS&P500を充分にアウトパフォームしている。

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によると1957年から2003年の間S&P500は10.85%の年率リターンに対しコルゲートパルモリーブは15.22%の年率リターンを叩き出している。

1957年から2003年までのコルゲートパルモリーブは年率リターン15.14%,EPS成長率9.03%,平均PER21.60倍,配当利回り3.39%であった。

流石に株価上昇を続けているコルゲートパルモリーブであるため過去の配当利回りを考えると現在の配当利回りは低く感じる。

しかし過去PERも20倍を超えており割高感は感じるが長期的リターンはしっかり得られる銘柄と考えている。

なんといっても配当王である。現在米国株太郎はコルゲートパルモリーブを保有してないが、定期的にウォッチしていく注目銘柄である。

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