中東での戦争が影響で10-12月は売上高の伸び減速のマクドナルドより四半期配当90.18ドルを獲得
米マクドナルドの2023年10-12月(第4四半期)決算は、売上高が市場予想を下回った。中東での紛争を一因に、業績の伸びが減速した。
5日の同社発表によると、外食業界の主要指標である既存店売上高は3.4%増。2020年10-12月期以来の小幅な伸びにとどまり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均を下回った。売上高も予想に届かなかった。
クリス・ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)が年初に、中東での「ビジネスに意味のある影響」が見られると警告したことから、期待は低下していた。全体の売上高の約10%を占める同地域を含む部門は、予想を大きく下回った。
中東での戦争勃発後、マクドナルドは紛争に対するスタンスや認知度の高い米国ブランドの一角にあることを巡り、イスラム諸国でボイコットの標的の一つとなった。
他の地域でも伸びは鈍化した。米国では値上げで既存店売上高は4.3%増となったが、伸び率は市場予想平均をわずかに下回り、前四半期の約半分にとどまった。国外市場でも同様の結果となった。英国とドイツ、カナダでは好調だったが、フランスの既存店売上高は減少した。
【MCD】マクドナルドからの配当金
マクドナルドより1株あたり1.67ドルの四半期配当金となっていので、1.67×54=90.18ドルが実際の配当金となります。
2023年12月【MCD】配当との比較
前回四半期配当より買い増し実施していないため配当差異はありません。
【MCD】McDonald’s Corpの主要指標(2024年4月)
株価 268.67ドル
PER 23.1倍
年間配当 6.68ドル
配当利回り 2.49%
Payout Ratio 49.34%
増配年 48年連続(Since 1974)
【MCD】マクドナルドの日足チャート(1Year)
【MCD】マクドナルドの週足チャート(5Year)
株価軟調気味。