1-3月期は医薬品販売が良好、増収率は従来予想上回るジョンソンエンドジョンソンより四半期配当67.45ドルを獲得
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の1-3月(第1四半期)決算は医薬品販売が良好だった。同社の決算内容は、製薬業界の決算動向を見極める一助となる可能性がある。
同社は通期調整後1株当たり利益の予想レンジを8.53-8.63ドルと、従来の8.50-8.65ドルから縮小した。
今年1月時点で同社は為替変動を除くベースの通期の増収率をゼロから1%程度と予想していた。第1四半期の同ベースの営業売上高は3.9%増と予想を上回ったものの、為替変動を含む売上高は0.1%増にとどまった。
製薬部門の売上高は前年同期比4.1%増の102億ドル(約1兆1400億円)。米国以外の売り上げが良好だった。一方、医療機器部門およびコンシューマー向けヘルスケア関連製品部門の売上高は減少。コンシューマー部門の売上高は2.4%減、医療機器部門は4.6%の落ち込みだった。同社はベビーパウダーに使用されたタルク(滑石)や人工股関節に絡む訴訟を複数抱えている。
訴訟問題はあるものの長年信頼を勝ち取ってきたジョンソンエンドジョンソンから四半期配当71株分67.45ドルの四半期配当を受け取りました。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからの配当金
ジョンソンエンドジョンソンより1株あたり0.95ドルの四半期配当金となっているので、0.95×71=67.45ドルが実際の配当金となります。
2019年3月【JNJ】配当との比較
今回の四半期配当までに1回買い増し実施しているため配当金が増加しています。
また、2019年も5.6%の増配により配当増加しています。
【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標(2019年6月15日)
株価 140.09ドル
PER 25.96倍
年間配当 3.80ドル
配当利回り 2.71%
年率EPS 8.14
Payout Ratio 46.7%
増配年 57年連続(Since 1962)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの日足チャート(1Year)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの週足チャート(5Year)
ベビーパウダー訴訟等で株価軟調なるも、57年連続増配により配当再投資に適した格付け高いジョンソンエンドジョンソンを今後も定期購入していく。