Win 10向け「Officeポータル」アプリを発表するマイクロソフトより四半期配当9.66ドルを獲得
Microsoftが、Officeユーザー向けのポータルアプリ「Office」の提供を、Windows Insider ProgramのFastリング加入者向けに開始しました。機能的にはタイトル画面のように、Officeアプリや作業中のファイルが並ぶ、まさにポータルとなる作り。既存のOffice 365に含まれる「My Office」を置き換える形になります。
Microsoftは2017年に、Officeユーザー向けのポータルサイトOffice.comを改修しましたが、それにより、多くのユーザーがOffice.comを起点に作業を行うようになったとのこと。この成功体験をネイティブアプリに持ち込むのが、この新Officeアプリの狙いのようです。
現在は冒頭で紹介したようにInsider向けにのみ提供されていますが、まもなく一般ユーザー向けにも提供が開始されます。
その際はWindows Storeからダウンロード可能になり、Offie 365サブスクリプションユーザーのほか、Office 2019、Office 2016、Office Onlineユーザーが使用できるとのこと。加えて、2019年夏からはWindows 10端末にプリインストールされる予定です。
この新しいアプリで何ができるかというと、基本的には既存のMy Officeと同様に、Officeアプリを1か所から起動できるランチャー的役割が主となる様子。そのほか、ローカルやOneDriveなどのオンラインで作業したOfficeドキュメントにもアクセスが可能。
さらに企業ユースの場合には、ブランドロゴを表示するなどのカスタマイズも行えるとしています。
ともすればOffice.comの成功はWebブラウザから利用できる手軽さが主な要因ではないかと思えるのですが、Microsoftとしてはネイティブアプリでもこうした需要があると判断したことになります。
たしかに画面を見る限り、直近のOfficeドキュメントが一覧で確認できるのは便利なのかもしれません。
企業向けを含め、Office関連の市場シェアは圧倒的であろうマイクロソフトから四半期配当21株分9.66ドルの四半期配当を受け取りました。
【MSFT】マイクロソフトからの配当金
マイクロソフトより1株あたり0.46ドルの四半期配当金となっているので、0.46×21=9.66ドルが実際の配当金となります。
2018年9月【MSFT】配当との比較
前回との配当金の変動はマイクロソフトが2018年も9.5%の増配となったため、配当が増加しています。
【MSFT】Microsoft Corporationの主要指標(2018年12月22日)
株価 101.51ドル
PER 40.46倍
年間配当 1.84ドル
配当利回り 1.79%
年率EPS 4.25ドル
Payout Ratio 43.3%
増配年 17年連続(Since 2002)
【MSFT】マイクロソフトの日足チャート(1Year)
【MSFT】マイクロソフトの週足チャート(5Year)
FANG株中心に大きく株価下落している中で、マイクロソフトの株価下落幅は小さい。
アップルに代わり時価総額最大となったマイクロソフトを今後も注視し、定期購入のスタートラインを考慮していくことにする。