バロンズで割安な生活必需品銘柄として紹介されたアルトリアより四半期配当81.20ドルを獲得
昨今、社会的責任投資が注目されているが、人体に有害なたばこで稼いでいるアルトリアはこれに反した銘柄である。ところが、たばこの広告を禁止する政府施策が、フリーキャッシュフローが潤沢になるという意外な恩恵をもたらしている。
たばこ税の引き上げも値上げの隠れみのとなっている。アルトリア株の2016年までの30年間の配当再投資後リターンは2万%を超え、アップル(AAPL)を上回る。
米食品医薬品局(FDA)はニコチン規制を検討しており、アルトリアにとって最大の逆風となる恐れがある。株価は、1年前はS&P500指数に対して28%割高だったが、現在は5%割安の水準にある。
それでも、 ウェルズ・ファーゴ ・セキュリティーズのボニー・ヘルツォグ氏は、アルトリアの利益が2020年にかけて年率2桁のペースで伸びるとみている。
また加熱式たばこIQOS(アイコス)は、早ければ年内に承認される見通しである。IQOSは燃焼式たばこと比べて有害性が低いと言われている。ヘルツォグ氏は、アルトリアの目標株価を現在より30%高の85ドルとしている。
【MO】アルトリアからの配当金
アルトリアより1株あたり0.70ドルの四半期配当金となっているので、0.700×116=81.20ドルが実際の配当金となります。
2018年1月【MO】配当との比較
2018年も6.1%増配により配当が増加しています。
【MO】Altria Group, Inc の株価指標(2018年1月13日)
株価 57.23ドル
PER 10.78倍
BETA 0.48
年間配当 2.80ドル
配当利回り 4.89%
年率EPS 4.01ドル
Payout Ratio 69.8%
増配年 49年連続(Since 1969)
【MO】アルトリアの日足チャート(1Year)
【MO】アルトリアの週足チャート(5Year)
売上減の決算発表により株価下落しているが、このようなときにも着実に買い増し実施していきたい。