ED治療薬のバイアグラ、英国で世界初の「市販薬」販売を認められたファイザーより四半期配当23.04ドルを獲得
米製薬大手ファイザー(PFE.N)は28日、主力薬である勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」について、英国当局が処方箋なしでの販売を認めたと公表した。処方箋なしでの販売を認めた国は英国が初めて。
バイアグラは現時点で、英国内では「処方箋薬」から「薬局で買える」医薬品に分類し直された唯一のED治療薬。1998年に発売後、ピーク時の2012年には世界での売上高が20億ドルを上回ったが、その後は特許期限切れに伴い減少。ファイザーは市販薬として販売することでブランド価値の拡大を狙っていた。
ファイザーは引き続きバイアグラを処方箋薬としても販売していくが、市販薬が入手できるようになれば、効果が不明な危険な偽造薬の利用が減る可能性がある。
バイアグラの市販薬化で売上向上が見込めるファイザーから72株分の四半期配当を獲得した。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.32ドルの四半期配当金となっているので、0.32×72=23.04ドルが実際の配当金となります。
2017年9月【PFE】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行っていないため、配当金の差異はありません。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2017年12月10日)
株価 35.74ドル
PER 22.08倍
BETA 1.07
年間配当 1.28ドル
配当利回り 3.58%
年率EPS 2.59ドル
Payout Ratio 49.4%
増配年 7年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
株価も過去5年の高値を更新してきている。
株価の値上がり率は他のハイテク銘柄よりは相当劣っているが、高配当で巨大企業であることにより、配当再投資を実施しインカムゲインの最大化を図れる銘柄のひとつと位置付けている。