300億ドルでアクテリオン買収が確定したジョンソンエンドジョンソンを5株557.2ドルで追加購入
米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)【JNJ】は、スイスの製薬会社アクテリオンの買収について同社と合意した。アクテリオンが明らかにした。買収価格は300億ドル。
ジョンソンエンドジョンソンは、アクテリオンの発行済み株式全株を1株当たり現金280ドルで買い取る。この価格は、25日終値に23%のプレミアムを乗せた水準。買収に当たっては仏サノフィ(SASY)も関心を示していたもようだ。
両社の共同声明によると、買収は両社の取締役会で全会一致で承認された。
【JNJ】は主要製品である関節リウマチ治療薬「レミケード」(一般名:インフリキシマブ)が、米ファイザー(PFE)の類似薬との競争にさらされている。今回の買収によりJ&Jは、パイプラインを拡充し製薬事業を多角化することができる。
J&Jは、買収により調整済み1株利益、売上高や利益の加速に早期につながると見込んでいる。買収資金は、米国外で保有する現金を手当てするという。
アクテリオンのアレックス・ゴルスキー最高経営責任者(CEO)は声明で「買収は両社の株主に多大な価値をもたらすだろう」と述べた。
アクテリオンは、研究開発部門「R&D NewCo」(R社)をスイスで分離上場。R社株については、J&Jによる買収完了後にアクテリオンの株主へ株式配当として割り当てる計画。
J&JはR社株を当初16%保有し、追加で16%取得する権利を持つ。さらに、R社が開発中の抵抗性高血圧治療薬に関する権利も取得する。
M&Aでも長期の成長を遂げるであろうジョンソンエンドジョンソン買い増しで合計保有株は30株となり平均買付株価は109.31ドルとなった。
【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標
株価 113.30ドル
PER 19.10倍
年間配当 3.20ドル
配当利回り 2.82%
BETA 0.74
年率EPS 7.01ドル
Payout Ratio 45.6%
増配年 54年連続(Since 1962)
ジョンソンエンドジョンソンの購入理由
- 54年連続増配銘柄であり配当貴族銘柄であること
- 増配率も安定して高い値をキープしていること
- 財務状況も健全でS&P格付け最上位AAAであること
- ブランド価値も高く一般消費者にも浸透していること
1株あたり年間配当額は3.20ドルなので3.20×5=16ドル(1790円)の配当を得られる権利を獲得した。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン日足チャート(1Year)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン週足チャート(5Year)
薬価引き下げ懸念で株価は停滞しているが安定成長は揺るがない。
バイオ銘柄や製薬会社が薬価引き下げ問題で下落する中、一番踏みとどまっているのがジョンソンエンドジョンソンではないでしょうか。
株価の爆上げはないですが、連続増配銘柄で長期投資に君臨する銘柄でしょう。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のジョンソンエンドジョンソン買い増しで米国株ポートフォリオ比率は7.6%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎コア10種のアメリカ株ポートフォリオが低い【PG】プロクター&ギャンブル、【MCD】マクドナルド、【MO】アルトリアで考えている。