スリーエムは産業、生活、ヘルスケア分野で事業を展開する化学・電気素材メーカー。NYダウ工業株30種の構成銘柄で連続増配の配当王
3M(スリーエム)の事業は6部門で構成され、産業・交通部門の主要製品はビニール、ポリエステル、フィルム製品など。
ヘルスケア部門の主要製品は医療用テープ、創縫合製品など。
オフィス・家庭向け製品は「スコッチ」粘着テープ、「ポスト・イット」粘着ふせん、ディスプレイ用資材などを展開。
実に幅広い分野に5万5000種類に及び製品を提供している。
国外売上高は6割で世界36か所に研究所を設けていることで為替の影響を受けます。
日本では住友スリーエムとして、住友電工らと半世紀もの合併運営していたが2014年に解消した。現在は100%子会社の3Mジャパンが事業展開している。
【MMM】はNYダウ工業株30種採用銘柄で58年を超える連続増配を実施しており、会社名だけみると馴染みが薄い人もいるが、文房具や日用品などで3Mと記載されている商品は日本でも多数見かけます。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【MMM】スリーエムの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げ、純利益も安定しています。リーマンショックの落ち込みもほとんどない。資本財のカテゴリーでは珍しい。
【MMM】スリーエムの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSをしっかり上昇させ増配を継続している。58年連続増配はアメリカ株式に上場している企業の中でも上位に位置している。
【MMM】スリーエムのキャッシュフロー
営業キャッシュフローも年々増加し、それに伴いフリーキャッシュフローも追従している。
オールドエコノミーにありながら着実に成長している企業といえます。
【MMM】スリーエムの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価82.17ドル 配当1.440ドル
2010年1月 株価83.09ドル 配当2.040ドル
2015年1月 株価164.74ドル 配当3.420ドル
2016年1月 株価148.05ドル 配当4.100ドル
3Mは10年前と比較して株価は3倍に配当も3倍に増加している。
何をやっている企業かと問われると説明が難しいスリーエムですが米国株太郎は業務上昔からお世話になっているケミカル材などがあり馴染みがありました。
ボラティリティが大きい部分もあるが58年連続増配という途方もない過去の実績を考慮すると、今後も安定成長していく企業と思われます。