GPTとWatson活用で「新規用途」の発見数を倍増のアイビーエムより四半期配当142.76ドルを獲得
日本IBMは三井化学と共同で「Microsoft Azure OpenAI」のGPTと「IBM Watson」を融合させることで、三井化学製品に関する新規用途探索の高精度化と高速化を実現したと発表した。
新規用途探索とは、ニュース、SNS、特許などのビッグデータを効率的にAI分析し、製品の機能特性に関連するキーワードから新しい用途を発見することを指す。
今回の取り組みの結果、三井化学固有の辞書作成数は約10倍に増加した。明確に「用途」と記載のあるデータにおいては、新規用途の抽出作業効率が約3倍、新規用途の発見数が約2倍となった。
辞書作成数の増加は、従来分析者が技術資料や論文、ウェブなどの情報を集めて行っていた辞書案の作成を、GPTとの対話を通じて作成したことが要因となっている。また、英訳辞書の作成にGPTを活用し、文脈を考慮した高度な翻訳を短時間で行えるようになったことも今回の成果に貢献しているという。
新規用途における抽出作業の効率向上では、用途抽出プロセスにおいて、GPTの抽出機能を活用することで、明確に「用途」としての記載があるデータのうち、約70%を自動で抽出可能になったことが影響している。これにより、膨大な用途候補キーワードを全て確認する作業負荷が軽減し、新しい「用途」キーワードを効率的に発見できるようになった。
IBM Watsonは、三井化学固有の辞書を構築した上でビッグデータを分析する、エンタープライズAI基盤の位置付けとなる。対してGPT側は、生成、応答、抽出、要約といった機能、高速サーチ機能、インタラクティブインタフェースを組み合わせることで、IBM Watsonによる新規用途探索の分析能力を向上させる。
【IBM】アイビーエムからの配当金
アイビーエムより1株あたり1.66ドルの四半期配当金となっているので、1.66×86=142.76ドルが実際の配当金となります。
2023年6月【IBM】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行っていないため配当差異はありません。
【IBM】International Business Machines Corpの主要指標(2023年9月)
株価 147.35ドル
PER 80.96倍
年間配当 6.64ドル
配当利回り 4.49%
Payout Ratio 65.88%
増配年 28年連続(Since 1995)
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
株価が若干復調の兆しか。