約10億ポンド規模の英製薬会社ベクトラ・グループ買収案について、ベクトラ株主の約75%の賛同を得たと明らかにしたフィリップモリスより四半期配当176.25ドルを獲得
ベクトラはぜんそく治療用の吸入薬を製造する。PMIはヘルスケアやウェルネス分野に進出しようとしており、ベクトラ買収もその一環。
PMIは買収実現の可能性を高めるため、株主の賛成が50%を超えれば成立する株式公開買い付け(TOB)に切り替えた。15日がTOBの期限だった。
ベクトラには米投資ファンドのカーライル・グループも買収提案していたが、PMIがより高い条件を出して競り勝った。
ただ、たばこ会社が喫煙が原因の疾病の治療で稼ぐことに医療・保健関連団体からは疑問の声が上がっている。
PMIのヤチェック・オルザック最高経営責任者(CEO)は、2025年までに非ニコチン製品の純売上高を少なくとも10億ドルとする目標の達成に向け、ベクトラの研究部門に資源と専門知識を提供する方針を示した。
脱タバコを進めているフィリップモリスから141株分の四半期配当を受け取りました。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.25ドルの四半期配当金となっているので、1.25×141=176.25ドルが実際の配当金となります。
2021年10月【PM】配当との比較
前回四半期配当から買い増しを実施していないため配当差異はありません。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2022年1月16日)
株価 103.38ドル
PER 20.35倍
年間配当 5.0ドル
配当利回り 4.84%
年率EPS 97.18ドル
Payout Ratio 69.65%
増配年 14年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
ここ数年低迷していた株価も少しながら回復基調にある。