Instana社を買収し、ハイブリッドクラウドとAI戦略を継続的に推進のアイビーエムより四半期配当140.18ドルを獲得
IBMは本日、アプリケーション・パフォーマンス・モニタリングおよび可観測性(オブザーバビリティー)企業であるInstanaの買収の最終合意を発表しました。
この買収により、企業は、複雑なハイブリッドクラウド環境全体にわたるモダン・アプリケーションの管理機能の向上が可能になります。本日の発表により、IBMのハイブリッドクラウドとAI戦略が一層前進し、IBMのAIによる自動化機能が強化されます。買収価格などは開示していません。
Instanaの買収により、IBMは、企業が抱える複数のチームおよび平均2~15のクラウドにわたってアプリケーションのパフォーマンスを管理しなければならないという課題の克服を支援します。本発表は、IBMのAIによる自動化機能の強化に向けた以下一連の取り組みの一環です。
IBMのクラウド & データ・プラットフォーム担当バイス・プレジデントのロブ・トーマス(Rob Thomas)は、次のように述べています。
「今日、弊社のお客様は、パブリッククラウドからプライベートクラウド、オンプレミスにおよぶ多様なハイブリッドクラウド環境で稼働している基幹業務アプリケーションやデータを扱う複雑なテクノロジーの管理に直面しています。IBMによるInstana社の買収は、このような課題の解決に向けて、IBMが企業に包括的なAI自動化ソリューションのポートフォリオを提供し、収益や評判の低下につながるITインシデントを防ぐさらなる重要な一歩となります。」
シカゴに本社を置き、ドイツに開発センターを持つInstanaは、モバイル・デバイス、パブリッククラウドやプライベートクラウド、IBM Zを含むオンプレミスなど、アプリケーションやデータがどこにあるかを問わず、最新の複雑なクラウドネイティブ・アプリケーションのパフォーマンス管理機能を提供しています。Instanaのエンタープライズ向け可観測性(オブザーバビリティー)・プラットフォームは、クラウド・アプリケーションに対し自動的に文脈を理解し、ビジネスに損害を与えたり、顧客満足度を低下させたりする可能性のあるITインシデント(応答の遅延、機能停止状態のサービスやインフラストラクチャーなど)に対して最善の予防・改善策を示す実用的な洞察を提供します。
Instanaが提供する機能をIBM のAIを活用したハイブリッドクラウド環境での自動化機能に統合すると、企業はこれらの洞察をWatson AIOpsと連携できるようになります。そして、その情報を通常の運用アプリケーションのベースラインと比較して、AIがアラートを起動し、トランザクションやアクティビティーに悪影響が及ぶ前に迅速に問題を解決することができます。それにより、IT担当者はアプリケーションを手動で監視・管理する必要がなくなり、イノベーションや付加価値の高い仕事に専念できるようになります。
Instanaの共同創立者兼CEOのミルコ・ノバコビッチ(Mirko Novakovic)氏は次のように述べています。
「開発するソフトウェアのビルドや実行品質を保証する責任が一層増えるなかでDevOpsチームが成功を収めるには、新世代のアプリケーション・パフォーマンス監視機能や可観測性(オブザーバビリティー)機能が必要です。Instanaの可観測性(オブザーバビリティー)機能とIBMのAIを活用したハイブリッドクラウド環境での自動化機能を組み合わせることで、お客様はアプリケーション・パフォーマンスを完全に把握でき、運用を最適化できるようになります。」
Instanaは、お客様独自のニーズに合わせて、SaaSとオンプレミスの両方のソリューションを提供します。
AIにより進化が加速度的に進んでいると思われるアイビーエムから四半期配当86株分140.18ドルの四半期配当を受け取りました。
【IBM】アイビーエムからの配当金
アイビーエムより1株あたり1.63ドルの四半期配当金となっているので、1.63×86=140.18ドルが実際の配当金となります。
2020年9月【IBM】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行ったことで配当が増加しています。
【IBM】International Business Machines Corpの主要指標(2020年12月15日)
株価 123.57ドル
PER 11.62倍
年間配当 6.51ドル
配当利回り 5.21%
年率EPS 8.45ドル
Payout Ratio -%
増配年 25年連続(Since 1995)
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
来年のスピンオフがどうなるか不明なので一旦買い増し中止しています。