利益が予想上回り通期の見通しも引き上げのファイザーより四半期配当25.92ドルを獲得
ファイザーは2019年の売上高と利益の見通しを引き上げた。特許切れ医薬品事業を後発薬メーカーのマイランと統合させる計画に、一部の投資家は不安を抱いていた。
ファイザーは2019年の売上高が512億-522億ドル(約5.6兆-5.7兆円)になるとの見通しを示した。7月時点の予想と比較すると7億ドルの上方修正になる。同社はコストも減少すると見込んでいる。7-9月(第3四半期)の利益は1株当たり75セントで、アナリスト予想平均の62セントを大きく上回った。
29日の米株式市場でファイザーは一時4%高。年初からは約15%の下落。マイランとの統合が発表された7月29日以降、大きく下げた。
マイランと統合される特許切れ医薬品事業のアップジョンは、中国政府からの価格圧力に苦慮している。統合は来年に完了する予定。統合後会社の名前はまだ明らかにされていない。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.36ドルの四半期配当金となっているので、0.36×72=25.92ドルが実際の配当金となります。
2019年9月【PFE】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行ってないため、配当の差異はありません。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2019年12月10日)
株価 38.32ドル
PER 20.18倍
年間配当 1.44ドル
配当利回り 3.79%
年率EPS 2.95ドル
Payout Ratio 48.76%
増配年 9年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
夏の下落から立ち直り気味でも大きく株価上昇にはつながっていない。
ダウ銘柄であるファイザーであるが製薬業界特有のボラティリティもあるため許容しながらホールドしていく。