【IBM】アイビーエムはIT関連サービス大手でダウ30採用かつ高収益な連続増配銘柄

アイビーエム(International Business Machines Corporation)は、民間法人や公的機関を対象とするコンピュータ関連製品およびサービスを提供する企業で2011年からウォーレンバフェットもポートフォリオに加えたNYダウ工業株30種の構成銘柄で連続増配銘柄

コンピュータ関連製品とITコンサルティング事業を展開。事業はグローバル・テクノロジー・サービス、グローバル・ビジネス・サービス、ソフトウエア、システム、金融で構成される。

IT業務の外部委託やソリューションの提供、システム・サーバーの販売、ソフトウエア・ハードウエアの賃貸を行う。

メインフレーム、パソコンを開発したコンピュータ創世記の覇者である。

1990年代マイクロソフトの台頭や組織の硬直化により業績不振に陥った経緯がある。

現在はクラウド、ビッグデータ分析、ソーシャルメディア、モバイル、セキュリティの戦略分野へ転換中である。

医療データのトルーベン・ヘルス・アナリティクス買収や人工知能Watsonの分析力を活用で回復の兆しを見せる。

【IBM】は不採算事業を売却し収益性が高い分野への事業改革中であり、業績が大きく転換しないことから永遠の不発弾ともいわれている。

しかし収益性は高く、企業のインフラの奥まで入り込んでいるため安定収入を得つつ、事業改革を進めていくと思われます。

採用インデックス

  • ダウ30
  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

【IBM】アイビーエムの営業成績

ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)

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売上高は2011年から減少中。事業改革中で選択と集中を進めている段階です。

ただ売上げが減少してもグロスマージンや営業利益率は大きく下げていません。

【IBM】アイビーエムの利益・配当・純資産

EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率

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売上げは下降しているが、EPSは自社株買いなどを行って堅持している。

また、DPS(配当)は21年連続増配継続中で配当性向も40%強と配当余地も相当高い。

【IBM】アイビーエムのキャッシュフロー

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営業キャッシュフローの減少や売上減などが近年株価下落の要因であったが、事業改革も進み下げ止まりの兆しも見せている。

利益率が高くフリーキャッシュフローが大きいため自社株買いも積極的である。

【IBM】アイビーエムの株価チャート(10Year)

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2005年1月 株価98.97ドル 配当0.72ドル

2010年1月 株価132.41ドル 配当2.200ドル

2015年1月 株価163.97ドル 配当4.400ドル

2016年1月 株価153.00ドル 配当5.200ドル

アイビーエムは10年前と比較して配当が6倍も増加している。ただ、近年の株価下落で株価自体は10年前より1.5倍程度しか増加していない状況である。

収益率が高く、増配率も高いため、株主には積極的に還元している企業であることは疑いない。

バフェット銘柄としても有名で長期投資家にとってハイテクセクターのポートフォリオ候補に挙がる企業といえるでしょう。

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