カナダでのたばこ業界の存続を脅かすとされる判決が背景で2019年の利益見通しを下方修正したフィリップモリスを11株930.38ドルでNISAより追加購入
BATとPMI、日本たばこ産業(JT)それぞれのカナダ子会社は1日、ケベック州の住民が起こした集団訴訟の控訴審で、約170億カナダドル(約1兆4200億円)の損害賠償を支払うよう命じられた。
シティグループのアナリスト、アダム・スピールマン氏は、たばこ大手がこの訴訟に敗れることになれば、各社ともカナダ法人を管理下に置かなければならなくなるだろうと指摘する。たばこ各社はカナダの10州でも医療費請求訴訟を抱えており、さらなる賠償金支払いを命じられる可能性があるという。
ケベック州控訴裁判所は1日、下級審判決を大枠で支持。同訴訟では、喫煙中毒や関連した病気を巡り、事前にそうしたリスクを知らされなかったと訴える喫煙者たちの損害賠償請求を認めた。
PMIは同判決を理由に、今年の利益見通しを1株当たり9セント引き下げた。また、請求者の人数と請求の処理方法が「明確さを大きく欠く」ため、「最終的な債務は判決の金額と大きく異なる可能性がある」と警告した。
BATとPMIのカナダ法人は、それぞれ連邦最高裁に上告する構え。JTI-マクドナルド(JTI-MC)は「あらゆる手段を検討」すると、親会社のJTが述べた。
訴訟問題は常につきまとうので、キャッシュフローをしっかりみていく必要があるフィリップモリスの買い増しで合計保有株は116株となり平均買付株価は94.00ドルとなった。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標
株価 84.58ドル
PER 17.02倍
年間配当 4.56ドル
配当利回り 5.37%
年率EPS 5.00ドル
Payout Ratio 91.2%
増配年 11年連続(Since 2008)
フィリップモリスの購入理由
- マルボロを含む世界で圧倒的なシェアを有していること
- アルトリアからスピンオフしてたばこ海外販売となっている
- 配当も高くシーゲル銘柄のひとつ
- 今後も連続増配を大きく期待できる。
1株あたり年間配当額は4.56ドルなので4.56×11=50.16ドル(5500円)の配当を得られる権利を獲得した。
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
年末に急落急騰を演じているフィリップモリスだが、上値は重いようだ。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のフィリップモリス買い増しで米国株ポートフォリオ比率は9.1%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎10種のアメリカ株ポートフォリオが低い、【VZ】ベライゾン、【IBM】アイビーエム、【XOM】エクソンモービルで考えている。