技術革新でアマゾンに対抗、無人店舗も開発中のウォルマートより四半期配当32.64ドルを獲得
2017年はウォルマートにとって技術革新の年だった。今のところ、それは成功しているようだ。
2017年、棚をスキャンするロボットが巨大なウォルマートの店舗の通路をパトロールし始め、実質現実(VR)が従業員の研修やデジタル・ショッピングのテストに使われた。ウォルマートはまた、人工知能(AI)を使ってオンライン・ショッピングを強化するためにグーグルと提携した。
それでもまだ足りないとでもいうように、ウォルマートは現在、レジがない店舗を開発していると12月20日にリコード(Recode)が報道した。まるで誰かさんのようだ。新型店舗のための技術「プロジェクト・ケプラー(Project Kepler)」は、ウォルマートのスタートアップ・インキュベーター「ストアNo.8」を通して開発されている。
少なくとも投資家らは、ウォルマートが技術革新に焦点を当てていることに非常に満足しているようだ。2017年の第3四半期決算が11月に発表された後、ウォルマートの株は上場来高値にまで飛び上がっている。
もちろんこの1年間は、アマゾンや他企業にとっても全般的にいい傾向だった。だから、ウォルマートの好調な売上が、最先端技術への投資の結果かどうかを明言するのは難しい。結局のところ、ウォルマートの最先端技術への投資の多くは、短期的な利益ではなく将来のリターンを狙ったものである。とはいえ、派手に発表したおかげで注目を集めており、「大規模小売店」の元祖となるウォルマートが、2018年に本当に技術的変革を成し遂げられるかどうかは興味深いところだ。
既存店舗の維持だけでなくオンラインの拡充もうまくいっているウォルマートから64株分の四半期配当を受け取りました。
【WMT】ウォルマートからの配当金
ウォルマートより1株あたり0.51ドルの四半期配当金となっているので、0.51×64=32.64ドルが実際の配当金となります。
2017年9月【WMT】配当との比較
前回四半期配当から買い増しを実施していないため配当の偏差はありません。
【WMT】Wal-Mart Stores Incの主要指標(2018年1月12日)
株価 100.02ドル
PER 26.55倍
BETA 0.10
年間配当 2.04ドル
配当利回り 2.04%
年率EPS 4.43ドル
Payout Ratio 46.0%
増配年 44年連続(Since 1973)
【WMT】ウォルマートの日足チャート(1Year)
【WMT】ウォルマートの週足チャート(5Year)
株価は高値を更新し急上昇中。
なかなか激しいグロース株のような値動きをしている。