ファイザーは多数の新薬を輩出してきた世界最大手の製薬企業で、NYダウ30種構成銘柄で高配当銘柄
米国最大手の医薬品メーカーであるファイザーは循環器系、中枢神経系、鎮痛・抗炎症系、筋骨格系、感染症、泌尿器系、眼科系、ガン、内分泌系、ワクチンの薬剤を開発、製造、販売。主要製品は「セレブレックス」、「チャンテックス」、「リピトール」、「リリカ」、「プリスティーク」、「バイアグラ」などの薬剤を輩出している。
抗感染、内分泌傷害、血友病、炎症、多発性硬化症の医薬品も展開中。
第二次世界大戦でペニシリンの量産でも有名。また、南北戦争で北軍の医薬品のほどんどがファイザーであったことからも1849年に創業している老舗企業である。
NYダウ工業株30種採用銘柄で高配当が特徴で、ヘルスケアセクターの米国株で長期投資家のポートフォリオの候補に挙がる企業です。
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によると1957年から2003年の間S&P500は10.85%の年率リターンに対しファイザーは16.03%の年率リターンを叩き出している。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【PFE】ファイザーの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げは横ばいです。純利益は若干の増減はありますが安定的に収益を確保しています。
薬剤の特許切れもあり売上げの減少も多少影響している。
【PFE】ファイザーの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:総資本利益率
リーマンショックで2009年2010年に減配している。しかし、その後は増配に転じ数年で減配前のDPSに近づいている。
【PFE】ファイザーのキャッシュフロー
キャッシュフローはしっかり稼いでいます。若干の景気による影響や世界に展開している会社なのでドル高などの為替の影響も受ける。
【PFE】ファイザーの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価27.31ドル 配当0.680ドル
2010年1月 株価18.27ドル 配当0.640ドル
2015年1月 株価31.27ドル 配当1.040ドル
2016年1月 株価34.65ドル 配当1.120ドル
株価はここ10年大きく伸びていない。しかしリーマンショックで2年間減配はあるものの、その前後は連続増配をしている企業なので配当は多い。近年は株価にもよるが年率配当3.5%から4.0%で推移している。
高配当かつNYダウ工業株30種にも選ばれている大企業のファイザーを今後も注目していきたい。