コロナワクチンと飲み薬で控えめな売上高予想のファイザーより四半期配当28.80ドルを獲得
米ファイザーが発表した今年の売上高と利益の見通しは、市場予想を下回った。新型コロナウイルスのワクチン、および最近承認された飲み薬「パクスロビド」がいずれも投資家の期待に及ばなかった。
8日の発表によると、ファイザーが見込む通期の調整後1株当たり利益は6.35-6.55ドル。アナリスト予想は6.65ドルだった。通期売上高は最大で1020億ドル(約11兆7650億円)としたが、アナリストの予想平均は1060億ドルだった。
控えめな見通しが嫌気され、8日の米国株式市場早朝の時間外取引で同社株は一時4.2%安と売られている。
ファイザーは1月後半までで今年用のワクチンについて320億ドル、パクスロビドは220億ドルの注文を受けたと明らかにした。だが、この受注額もそれぞれ市場予想を下回った。
ワクチンは昨年1年で368億ドル、同10-12月(第4四半期)で125億ドルの売り上げを計上した。このワクチンはドイツのビオンテックと共同開発されたため、利益は分割される。一方、単独で開発されたパクスロビドの売上高は第4四半期で7600万ドルだった。
ファイザー全体の第4四半期1株利益は1.08ドルで、アナリスト予想平均の0.88ドルを上回った。売上高は238億ドル。市場予想は242億ドルだった。
控え目な予想となったファイザーより72株分の四半期配当を受け取りました。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.40ドルの四半期配当金となっているので、0.40×72=28.80ドルが実際の配当金となります。
2021年12月【PFE】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行ってないが増配により配当が増加しています。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2022年3月10日)
株価 48.75ドル
PER 12.44倍
年間配当 1.60ドル
配当利回り 3.28%
年率EPS 5.33ドル
Payout Ratio 30.05%
増配年 12年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
相変わらずボラティリティ高いです。