メディア部門をPEに50億ドルで売却 新企業名をYahooとするベライゾンより四半期配当120.48ドルを獲得
米Verizonは5月3日(現地時間)、AOLや米国版Yahoo!を担うメディア部門Verizon Mediaを、米プライベードエクイティ(PE)ファンド大手のApollo Global Managementに売却することで合意したと発表した。
取引総額は50億ドル(約5460億円)。メディア部門は独立したYahooという企業名の企業になり、Verizonはその株式の10%を保有する。取引は年内完了の見込みだ。
Verizon Mediaは、Verizonが2015年に約44億ドルで買収したAOLと、2017年に約45億ドルで買収したYahoo!の主要事業を統合したメディア部門。
TechCrunchやEngadgetなどのメディアも擁する。
Verizonは数年前からメディア事業を縮小していた。2019年にはTumblrを売却し、昨年HuffPostを米BuzzFeedに売却した。今年の4月には5月4日に「Yahoo Answers」を終了すると発表した。
形を変えつつ統廃合しながら生き残りを進めていくベライゾンから四半期配当192株分120.48ドルの四半期配当を受け取りました。
【VZ】ベライゾンからの配当金
ベライゾンより1株あたり0.6275ドルの四半期配当金となっているので、0.6275×192=120.48ドルが実際の配当金となります。
2021年2月【VZ】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを実施していないことから配当の増加はありません。
【VZ】Verizon Communications Incの主要指標(2021年5月7日)
株価 58.72ドル
PER 13.66倍
年間配当 2.51ドル
配当利回り 4.26%
年率EPS 5.09ドル
Payout Ratio -%
増配年 16年(Since 2005)
【VZ】ベライゾンの日足チャート(1Year)
【VZ】ベライゾンの週足チャート(5Year)
上昇している米国株とは違い、わが道を行くベライゾンを疑似債権として保有していこう。