高齢者で反応弱くワクチン実用化遅れのグラクソスミスクラインより四半期配当17.05ドルを獲得
英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は11日、仏サノフィと開発する新型コロナウイルスのワクチンの実用化が2021年10~12月期に遅れそうだと発表した。初期の臨床試験(治験)段階で、高齢者への効果が不十分だったため。
GSKによると、同ワクチンの治験で18歳から49歳では免疫反応を示したが、高齢者では反応が弱かった。抗原を改良して治験を行うという。当初、21年半ばの実用化を目指していたが、治験が遅れることで同年10~12月期にずれ込む見通しだ。
GSKはワクチンの強化剤である「アジュバント」の技術を使う。アジュバントを添加することで、一回の投与量を減らせるほか、投与後の免疫反応を高める効果もあるという。
GSKは「今回の結果は期待していたものではないが、パンデミック(世界的大流行)を抑えるには複数のワクチンが必要で、サノフィと協力する」としている。
米ファイザーと独ビオンテックが開発するワクチンは英国で接種が始まり、米国も近く緊急使用許可を出す見通しだ。だが同ワクチンは超低温の保管が必要なほか価格も比較的高く、途上国への普及にはハードルが高い。より多くの人に行き渡らせるためには、様々な種類のワクチンの実用化が求められている。
【GSK】グラクソスミスクラインからの配当金
グラクソスミスクラインより1株あたり0.516664ドルの四半期配当金となっているので、0.516664×33=17.05ドルが実際の配当金となります。
2021年1月【GSK】配当との比較
前回の四半期配当より買い増し実施していないためポンドドル為替の影響以外は配当差異ありません。
【GSK】GlaxoSmithKline plcの主要指標(2021年11月20日)
株価 38.54ドル
PER -倍
年間配当 2.02ドル
配当利回り 5.33%
年率EPS 3.06ドル
Payout Ratio -%
増配年 1年(GBPベースにより変動あり)
【GSK】グラクソスミスクラインの日足チャート(1Year)
【GSK】グラクソスミスクラインの週足チャート(5Year)
高配当ではありますが、株価上昇はありません。