コロナワクチン生産目標下げ、供給網の課題が一因のファイザーより四半期配当27.36ドルを獲得
米ファイザーが新型コロナウイルスワクチンの年内の生産目標を引き下げた背景には供給網を巡る課題があったことが、同社の広報担当者の話で明らかになった。
ファイザーはここ数週間に、年内のコロナワクチン生産は5000万回投与分になるとの見通しを示した。従来は1億回分の生産を目指していた。同社のワクチンは2回の投与が必要なため、5000万回の投与は2500万人分。
同社の広報担当は「原料の供給網を拡充するのに予想よりも時間がかかった」と明らかにした。また、臨床試験の結果が想定よりも遅く出たことも生産見通しを引き下げた理由だとした。
さらに、同社の生産ラインの改良が完了し、ワクチンの最終製品の生産を急ピッチで進めていると述べた。
生産目標引き下げの要因については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じていた。同紙によると、ファイザーのワクチン開発に直接関わる関係者は調達した原料の「初期の数回分が基準を満たさなかった」ため、生産の遅れにつながったと述べた。
ファイザーは11月にコロナワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請した。米当局者らは月内に許可が下りるとの見方を示している。米政府はFDAから初のワクチン緊急使用許可が下り次第、まず640万回分を全米に配送する計画だ。
英当局は既にファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンの緊急使用を承認した。
ワクチン開発のスピードが半端ないファイザーより72株分の四半期配当を受け取りました。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.38ドルの四半期配当金となっているので、0.38×72=27.36ドルが実際の配当金となります。
2020年9月【PFE】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行ってないため配当の差異はありません。
また、ファイザーからスピンオフしたViatris【VTRS】が新たに取得されました。ファイザー持株の12%ほどらしいが、無配っぽいのでタイミング見て売却するかもです。米国株太郎は8株ほどもらえました。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2020年12月7日)
株価 40.34ドル
PER 13.82倍
年間配当 1.44ドル
配当利回り 2.84%
年率EPS 2.81ドル
Payout Ratio -%
増配年 10年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
今回のスピンオフでどうなるかはわかりませんが、少額投資なので配当などの進捗を注視していく程度にする。