従業員宛てのメールで、米国とカナダの従業員規模見直しが完了「間近」で、人員削減を発表する見通しだと明らかにしたエクソンモービルを335.50ドルで10株買い増し
人員削減は今春に打ち出した、会社としての機能の刷新と競争力強化に向けた計画の一環だと説明。
営業経費は目標より10億ドル多く削減し、設備投資の削減目標も100億ドル超過達成しているが、新型コロナウイルスの世界的流行で原油需要は約20%減少し、石油事業に「壊滅的な影響」を与えたと強調した。
従業員規模見直しについては、取締役会が説明を受けてからすぐに従業員に詳細が伝えられることになるとした。「当社は依然、かなりの逆風に直面しており、さらなる課題がある。残念ながら、追加削減が必要だ」と記した。
同社は上半期に17億ドル近い赤字を計上し、リフィニティブのIBESがまとめた第3・四半期決算のアナリスト予想は11億7000万ドルの赤字となっている。
エクソンは今年の原油価格急落への対応で他社に後れを取っており、赤字と150億ドルの年間配当支払いで悪化したバランスシートを補強するために230億ドルの借り入れを行っている。
英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルと英BPは全従業員の最大15%の削減を発表しており、米シェブロンは従業員に新たなポストに応募するよう要請した。
エクソンのウッズCEOは今回の需要喪失は2008年金融危機当時の5倍の規模だと指摘。ただ、「業界の現在の過少投資が、近い将来に当社製品への需要を増やすことになる」との見通しを示した。
レイモンド・ジェームズのアナリスト、パベル・モルカノフ氏は、全ての石油会社が一様に需要喪失に直面しているが、エクソンは債務を増やさずに多額な配当を払い続けるという約束が重しになっていると分析。借り入れなしの配当支払いを実現するには米原油価格はバレル当たり10ドル上昇する必要があるとした。
「経営陣がこの約束の撤回を迫られれば、信用を傷付けることになる」と語った。
リストラは必然と思われエクソンモービルの買い増しで合計保有株は296株となり平均買付株価は60.89ドルとなった。
【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標
株価 33.55ドル
PER 10.04倍
年間配当 3.48ドル
配当利回り 9.84%
年率EPS -0.37ドル
Payout Ratio -%
増配年 37年連続(Since 1983)
エクソンモービルの購入理由
- 37年連続増配であり配当貴族銘柄であること
- 石油メジャーの中で一番時価総額が大きく経営体質も良好であること
- エネルギー株の中で原油価格の下落にも一番耐えうる力があること
- 配当利回りも3%超えであること
1株あたり年間配当額は3.48ドルなので3.48×10=34.8ドル(3650円)の配当を得られる権利を獲得した。
【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)
【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)
相変わらずの下げっぷりです。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のエクソンモービル買い増しで米国株ポートフォリオ比率は7.0%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎10種+S&P500ETF+Dividend Appreciation ETFのアメリカ株ポートフォリオが低い、【VOO】バンガード・S&P500 ETF、【VIG】バンガード・米国増配株式ETF、【XOM】エクソンモービル、【MO】アルトリアで考えている。