雇用削減を発表しているフィリップモリスより四半期配当147.42ドルを獲得
たばこ大手のフィリップモリスは、スイス国内で265人の雇用削減を行う計画だという。3分の2は他の欧州拠点に移る可能性がある。
様々な憶測や報道を受け、フィリップモリスは27日、スイス西部のローザンヌ、ヌーシャテルのオペレーションセンターにおける雇用削減計画について事実関係を認めた。
同社は、265人が人員削減の影響を受けるとしている。このうち60%はポルトガル・リスボン、英国・ロンドン、ポーランド・クラクフの拠点に移される可能性がある。フィリップモリスによると、従業員とは話し合いが行われており、3月末までに最終的な変更が通知される予定だ。
同社は、このリストラ策が無煙たばこ製品に集中するという社の方針に伴うものであることも認めた。
フィリップモリスのチャールズ・ペンドッティ人事本部長は「煙のない未来にできるだけ早くフォーカスするため、ここ数年人員を増やし、新たな専門的人材を採用してきた」と述べた。
ペンドッティ氏は、フィリップモリスはスイスのグローバルオペレーションセンターと研究開発本部に引き続き力を入れていくと付け加えた。
フィリップモリスインターナショナルはスイス国内で約3千人を雇用。ローザンヌにあるフィリップモリスS.A.は、国内販売とマーケティングを担当している。同市には1500人が働くフィリップモリスのグローバルオペレーションセンターもある。ヌーシャテルにある研究開発センターでは、400人以上のスタッフが働く。
同じくスイスに拠点を置くたばこ大手のJTインターナショナルは昨年秋、ジュネーブ本社社員の4分の1にあたる268人を人員削減すると発表した。
人員削減もしっかり行いスリム化と利益拡大化を進めるフィリップモリスから126株分の四半期配当を受け取りました。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.17ドルの四半期配当金となっているので、1.17×126=147.42ドルが実際の配当金となります。
2020年1月【PM】配当との比較
前回四半期配当から買い増しを実施していないため配当の増加はありません。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2020年4月14日)
株価 73.95ドル
PER 14.56倍
年間配当 4.68ドル
配当利回り 6.27%
年率EPS 5.32ドル
Payout Ratio 87.91%
増配年 12年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
3月の急激な株価暴落から現時点では随分値を戻している。
それでも配当利回り6%越え。
フィリップモリスのポートフォリオ比率も低くなっているため、近々買い増し実施すると思われる。