電子たばこ最大手ジュール・ラブズの株式35%を取得することが判明したアルトリアを15株659.55ドルでNISAにて追加購入
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が同日昼に報じた。株式の取得金額は128億ドル(約1兆4336億円)にのぼる見通し。米国では紙巻きたばこの代替品として電子たばこ市場が急成長している。
ジュールが製造する「JUUL」のシェアは今夏時点で7割程度とされる=ロイター
報道によると、週内にも正式発表される。
米銀ウェルズ・ファーゴの推計では、ジュールの年間売上高は約20億ドル。今回の株式取得価格から算定するジュールの企業価値は380億ドル程度で、同じく未上場の民泊仲介最大手の米エアビーアンドビーや、配車サービス大手の米リフトを上回る水準だ。
電子たばこはニコチンが溶けた液体を加熱して吸って楽しむ。「マンゴー」など味つきの液体ニコチンが人気だ。日本では専用機器で葉たばこを加熱して発生する蒸気を吸う加熱式たばこが普及しているが、ニコチンを含む液体式の電子たばこは薬事法に基づく承認を受けていない。
ジュールが製造する「JUUL」のシェアは今夏時点で7割程度とされる。健康志向の高まりで紙巻きたばこの需要が減る中、「マールボロ」で知られるアルトリアは成長分野への大型投資が必要と判断したもようだ。
電子たばこはコンビニなどで簡単に手に入るため、米国では未成年の間で大流行し、社会問題になっている。米食品医薬品局(FDA)は電子たばこの規制強化を検討しており、ジュールの先行きには不透明感もある。
一本目の障壁を少なくし、喫煙への足がかりが増える若者ターゲットで成長しているJUULの大株主となったアルトリアの買い増しで合計保有株は177株となり平均買付株価は61.22ドルとなった。
【MO】Altria Group Incの株価指標
株価 43.97ドル
PER 7.87倍
年間配当 3.20ドル
配当利回り 7.39%
年率EPS 4.00ドル
Payout Ratio 80.0%
増配年 49年連続(Since 1969)
アルトリアの購入理由
- 49年連続増配銘柄であり配当貴族銘柄であること
- 配当も3%超えであること
- 増配率も安定して8%を超えていること
- タバコ販売数は落ち込む傾向にあるが、売上減を販売価格を上げることで一定の利益をキープできること
- マルボロという圧倒的に世界に認知されたブランドを有すること
- 設備投資コストが低いこと
1株あたり年間配当額は3.20ドルなので3.20×15=48.0ドル(5200円)の配当を得られる権利を獲得した。
【MO】アルトリア日足チャート(1Year)
【MO】アルトリア週足チャート(5Year)
さらなる株価下落で大きく下抜けしている。
配当利回りが7%を超え超高配当部類に入ってきている。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のアルトリア買い増しで米国株ポートフォリオ比率は8.20%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎10種のアメリカ株ポートフォリオが低い、【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン、【PM】フィリップモリス、【MO】アルトリアで考えている。