Zynの出荷が予想を下回るフィリップモリスより四半期配当190.35ドルを獲得
たばこのフィリップ・モリスが下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。加熱式たばこの出荷本数が予想を下回ったほか、人気商品のニコチン入りパウチ「Zyn」の出荷量が予想を下回ったことが嫌気されている模様。
ただ、同社は声明で、「昨年は製造上の問題からZynの供給不足に悩まされたが、上半期までに在庫補充が完了し、影響は当初の見込みよりもやや小さかった」と述べていた。
ガイダンスも公表し、予想を下回る第3四半期の1株利益の見通しを示したほか、通期については、既存事業売上高の見通しを維持した一方、1株利益の見通しは上方修正した。
現在、煙の出ない製品は同社の売上の41%を占めており、今年はFDAがZynを承認したことも追い風となった。同社は、2030年までに売上の3分の2以上をZynやアイコスなどの代替製品から得ることを目指している。
一方、アイコスについては、特に日本でのシェア拡大が寄与した。さらにドイツやギリシャでも好調だった。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.35ドルの四半期配当金となっているので、1.35×141=190.35ドルが実際の配当金となります。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2025年9月)
株価 166.30ドル
PER 26.87倍
年間配当 5.40ドル
配当利回り 3.34%
Payout Ratio 64.45%
増配年 17年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
大きな飛躍はしなくてよいが、ゆっくりと株価上昇してほしい。