決算受け下落のジョンソンエンドジョンソンより四半期配当93.0ドルを獲得
ジョンソン&ジョンソン<JNJ>が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、全体の売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。医薬品の販売および医療機器の売上高は予想を若干上回っている。また、通期のガイダンスでは1株利益の見通しレンジを若干縮小している。
ただ、株価は冴えない反応を示している。売上高が予想範囲内であったことやガイダンスも保守的で、若干物足りなかったようだ。
同社は昨年、利益率の高い医薬品と医療機器の販売に集中するため、タイレノールとリステリンを製造する消費者健康部門をケンビュー<KVUE>として分割した。
同社は乾せん治療薬のトップセラーであるステラーラの来年度の売上減少に直面しており、そのギャップを埋めるために前立腺がん治療薬エルレアーダや乾せん治療薬トレムフィアなどの製品に注目している。また、医療機器への投資も行っており、今月初めにはショックウェーブ・メディカル社を131億ドルで買収することで合意した。2022年末には心臓機器メーカーのアビオメッド社を166億ドルで買収している。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.71ル(予想:2.65ドル)
・売上高:213.8億ドル(予想:213.9億ドル)
医薬品:135.6億ドル(予想:134.7億ドル)
医療機器:78.2億ドル(予想:75.1億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.60~10.75ドル(従来:10.55~10.75ドル)
・売上高:880~884億ドル
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからの配当金
ジョンソンエンドジョンソンより1株あたり1.24ドルの四半期配当金となっているので、1.24×75=93.00ドルが実際の配当金となります。
2024年3月【JNJ】配当との比較
今回の四半期配当までに買い増しを実施していないが増配により配当が増加しています。
【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標(2024年6月)
株価 146.48ドル
PER 27.85倍
年間配当 4.76ドル
配当利回り 3.39%
Payout Ratio 45.43%
増配年 62年連続(Since 1962)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの日足チャート(1Year)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの週足チャート(5Year)
コロナ後は厳しい展開。