世界を変える企業50社の1位に選ばれたグラクソスミスクラインより四半期配当15.4ドルを獲得
米有力ビジネス誌フォーチュン(FORTUNE)は2016年9月1日号の特集で「世界を変える企業50社(50 Companies That Are Changing The World)」を発表した。
これは事業を通じて社会課題の解決に寄与する企業を世界から選定したもの。
今回の「世界を変える企業50」を見ると、さまざまな世界的な社会・環境課題に本業を通じて貢献している企業を選んでいる。
今年で2年目で、選定基準は、測定可能な社会課題へのインパクト、業績、革新の程度の3点。
1位のGlaxoSmithKline(英国)は、低所得国や最貧国で自社製品の特許を申請せずに、アフリカなどで他社が同社の後発医薬品を生産しやすくして現地の医療水準の向上を促す知的財産権に関する戦略の見直しなどが評価されている(世界6位の医薬品企業)。
上位10位のランキングは以下。
- GlaxoSmithKline(英国) 世界6位の医薬品企業
- IDE Technologies(イスラエル) 海水の淡水化で水不足に対処
- General Electric(米国) 「エコマジネーション」(「エコロジー」と「エコノミー」、そして「イマジネーション」)による環境技術
- Gilead(米国) HIVや肝炎などへの医療領域への挑戦を続けるバイオファーマ企業
- Nestle(スイス) 途上国での栄養課題にも対処
- NIKE(米国) シューズのリサイクル
- Mastercard(米国) 寄付者と支援機関を結ぶデータサービス
- United Technologies(米国) 気候変動に配慮したジェットエンジン
- Novozymes(デンマーク) 環境にやさしい生産につながる微生物の発見
- First Solar(米国) 太陽光発電技術
そんな社会に貢献しているグラクソスミスクラインから四半期配当33株分15.4ドルの四半期配当を受け取りました。
【GSK】グラクソスミスクラインからの配当金
グラクソスミスクラインより1株あたり0.46ドルの四半期配当金となっているので、0.466×33=15.4ドルが実際の配当金となります。
2016年7月【GSK】配当との比較
ブレグジットショックの渦中で2016年6月に買い増しを行った分配当額が増加してます。
しかし、その影響でポンド安となり、配当単価は目減りしています。
【GSK】GlaxoSmithKline plcの主要指標(2016年10月23日)
株価 41.13ドル
PER 2,675.63倍
年間配当 1.87ドル
配当利回り 4.50%
BETA 1.07
年率EPS 2.53ドル
Payout Ratio 78.1%
増配年 0年(GBPベースにより変動あり)
【GSK】グラクソスミスクラインの日足チャート(1Year)
【GSK】グラクソスミスクラインの週足チャート(5Year)
グラクソスミスクラインが優良企業であることは疑いの余地はないが、他銘柄の拡充に注力しているため、当面は暴落がない限り買い増しは行わずサブ扱いとしていきたい。