南米の小国ガイアナ、産油国化で年86%成長 大衆迎合化に懸念に関連しているエクソンモービルより四半期配当151.38ドルを獲得
人口80万人に満たない南米の小国、ガイアナが油田開発ブームに沸いている。
これまで南米最貧国の一つに数えられてきたが、海底油田からの原油採掘が始まり、2020年の経済成長率は約86%と予測される。米中など世界中から投資マネーが流入し始めている。
ブラジルやベネズエラと国境を接するガイアナの1人当たり国内総生産(GDP)は5000ドル程度だった。これが24年には4倍近く拡大し、南米で最も豊かな国になると国際通貨基金(IMF)は予測している。
沖合約200キロメートルで米エクソンモービルが発見した深海油田が急成長をもたらした。
19年末に採掘が始まった同油田の1バレルあたりの採算コストは25~35ドルと、米シェールオイルと比べても採算性が高い。原油生産量は25年に日産75万バレルとなり、世界シェアの1%近くを占めるとみられている。
低層の古い建物が目立つ首都ジョージタウンは建設ラッシュに沸く。政府は2月、米マリオット・インターナショナルがホテルを開設すると発表。中国の国有インフラ大手もオフィスや会議場併設の高級住宅を建設する。成長を見越した投資資金が海外から流入し、1年で高級不動産の価格は倍増したという。
石油マネーは選挙のあり方も変えている。ガイアナでは近年、アフリカ系住民を支持基盤とする与党とインド系住民の支持を受ける野党が競ってきた。2日の総選挙では両陣営とも民族主義ではなく、学費無償化や減税、一時金支給などを押し出し、石油開発で得た富をどう分配するかが最大の争点となった。
IMFの予測では、今後5年で国庫収入は2倍になる。南米の資源国では、大衆迎合策を掲げる政権が持続可能性を無視した分配策で経済が低迷する光景が繰り返されてきた。
ガイアナ選挙戦でも、富の分配策ばかり強調され、成長戦略の議論は乏しかった。選管当局は結果確定には時間がかかるとしている。
オイルマネーは国の概念も変えるすごさを未だ秘めているエクソンモービルから四半期配当174株分151.38ドルの四半期配当を受け取りました。
【XOM】エクソンモービルからの配当金
エクソンモービルより1株あたり0.87ドルの四半期配当金となっているので、0.87×131=113.97ドルが実際の配当金となります。
2019年12月【XOM】配当との比較
前回四半期配当より買い増し実施したことで配当が増加しています。
【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標(2020年3月15日)
株価 36.81ドル
PER 10.96倍
年間配当 3.48ドル
配当利回り 9.36%
年率EPS 2.89ドル
Payout Ratio 120.35%
増配年 37年連続(Since 1983)
【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)
【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)
配当利回りも9%越えです。
株価は半値まで急落しているが、地味に配当再投資実施していく。