アジア減収により第3四半期売上高は予想割れで利益見通し下げスリーエムより四半期配当14.40ドルを獲得
第3・四半期決算は、アジア太平洋地区での減収が響き、売上高が市場予想を下回った。通年利益見通しも下方修正し、米中貿易摩擦が企業業績に及んでいる兆候が浮き彫りとなった。
純売上高は前年同期比2%減の79億9000万ドル。リフィニティブのまとめたアナリスト予想は81億6000万ドルだった。
アジア太平洋地域の売上高は5%減。米国は0.8%増と小幅な増加にとどまった。欧州・中東・アフリカ地域も4.1%減少した。
同社帰属の純利益は15億8000万ドル(1株当たり2.75ドル)と、前年同期の15億4000万ドル(同2.64ドル)から増加した。
通年の調整後1株利益見通しは8.99─9.09ドルとし、従来予想の9.25─9.75ドルから引き下げた。
通年売上高見通し(為替の影響除く)は1─1.5%減とした。従来見通しは中央値で1%増だった。
米中貿易摩擦の影響は徐々に出てきているスリーエムから四半期配当10株分14.4ドルの四半期配当を受け取りました。
【MMM】スリーエムからの配当金
スリーエムより1株あたり1.44ドルの四半期配当金となっているので、1.44×10=14.40ドルが実際の配当金となります。
2019年9月【MMM】配当との比較
前回四半期配当から買い増し実施していないため配当の差異はありません。
【MMM】3M Companyの主要指標(2019年12月17日)
株価 170.75ドル
PER 18.78倍
年間配当 5.76ドル
配当利回り 3.42%
年率EPS 9.06ドル
Payout Ratio 63.54%
増配年 61年連続(Since 1958)
【MMM】スリーエムの日足チャート(1Year)
【MMM】スリーエムの週足チャート(5Year)
スリーエムも株価軟調で買い増ししていきたいところだが、S&P500の買い増しを優先していく。