米国最大手のゴールドマンサックスは法人・金融機関・個人裕福層への金融サービスを提供する老舗投資銀行
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs Group Inc)は米国大手の投資銀行で企業、金融機関、政府機関、個人に対し投資銀行、証券、資産運用事業を米国内外で展開。
合併買収、財務再編関連アドバイス、株式、債券引受業務のほか、機関投資家に対し債券、株式、証券、金属商品、外貨、デリバティブ商品の仲介、融資・投資アドバイスや資産運用管理サービスも提供している。
世界有数の投資銀行であるゴールドマンサックスは創業から140年以上営業を続けている老舗銀行となる。投資銀行業務、法人や金融機関、個人裕福層への金融サービス、アドバイザリー業務、債券・為替・商品取引の販売・トレーディングなどを世界30カ国以上で展開している。
日本では1974年に日本駐在事務所を開設し、投資銀行業務などの金融サービスを提供し、ゴルフ場の再編、ホテルや通信事業などへの投資などにも積極的に関与している。
近年では激震が走ったリーマンショックの時には資金流動性が低下したときに、バフェット運営のバークシャーハサウェイへ救済を求め優先株を50億ドルもの買い取ってもらい九死に一生を得た歴史を持つ。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【GS】ゴールドマンサックスの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
リーマンショックをバフェットに救済してもらい乗り切った後には売上げや営業利益率は横ばいであるが他投資銀行よりは遥かに利益が多く高収益であることが特徴である。
【GS】ゴールドマンサックスの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
BPSは増加傾向であり、金融セクターの他銘柄よりROEは高い。また自己資本比率が高いこともゴールドマンサックスの特徴である。
あのリーマンショックの時でもゴールドマンサックスは配当を大きく減らさなかった。破綻したら元も子もないが株主への配当を減らさない努力が今日のゴールドマン株価を支えているのかもしれない。
【GS】ゴールドマンサックスのキャッシュフロー
金融株のキャッシュフローを見るとゴールドマンサックスに限らず何とも言えない気分になる。
浮き沈みが激しい業界であることは理解しているのだが、安定感に乏しい。長期投資において金融セクターの比率は少なめにしたいと思っている。(あくまで私的な意見です)
【GS】ゴールドマンサックスの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価104.90ドル 配当1.00ドル
2010年1月 株価167.29ドル 配当1.40ドル
2015年1月 株価196.65ドル 配当2.40ドル
2016年1月 株価181.16ドル 配当2.60ドル
2017年1月 株価238.51ドル 配当2.60ドル
2016年11月の米国大統領選挙にドナルドトランプが勝利した後、相場をけん引しているのがゴールドマンサックスである。
ダウ平均を大きく引き上げているのもゴールドマンサックスを筆頭とした金融株である。
景気や金利の影響を大きく受ける金融セクターにあって、比較的安定している企業ともいえる。
金融株をポートフォリオに組み込むならば【GS】ゴールドマンサックは配当を下げないことから株主にも注目している証であり、検討してもよいかもしれない。
ただ、上記の10年チャートを見るだけでも株価の上下動が激しくジェットコースター気分を味わう必要があることを頭に入れておく必要がある。