増収増益で最終利益3兆3700億円のマイクロソフトより四半期配当32.25ドルを獲得
アメリカのIT大手、マイクロソフトの6月までの3か月間の決算は、生成AIを活用したクラウド事業が好調だったことなどから増収増益となりました。
マイクロソフトは30日、ことし4月から先月までの3か月間の決算を発表しました。
それによりますと、売り上げは生成AIを活用したクラウド事業が好調だったことから、前の年の同じ時期と比べて15%増加して647億2700万ドル、日本円でおよそ9兆9000億円でした。
最終的な利益も前の年の同じ時期と比べて10%増加して220億3600万ドル、日本円でおよそ3兆3700億円と増収増益となりました。
ただ、金融市場ではクラウド事業の売り上げの伸びが市場の予想を下回ったため、伸びが鈍化したとの受け止めも出ました。
マイクロソフトは投資先のオープンAIが手がける生成AI、ChatGPTの技術を活用し、「Office」などのソフトやアプリで生成AIのサービス「Copilot」を展開しています。
生成AIのサービスをめぐりグーグルやアマゾン、アップルなどとの開発競争が激しくなる中、ことし5月にはオンライン会議ソフト「Teams」で生成AIが会議の進行役を務めるといったサービスの拡充も打ち出していて、生成AIへの投資が業績にどう寄与するかに関心が集まっています。
【MSFT】マイクロソフトからの配当金
マイクロソフトより1株あたり0.75ドルの四半期配当金となっているので、0.75×43=32.25ドルが実際の配当金となります。
2024年6月【MSFT】配当との比較
前回との配当金の変動は買い増し実施していないため配当差異はありません。
【MSFT】Microsoft Corporationの主要指標(2024年9月)
株価 416.54ドル
PER 35.08倍
年間配当 3.00ドル
配当利回り 0.80%
Payout Ratio 25.15%
増配年 22年連続(Since 2002)
【MSFT】マイクロソフトの日足チャート(1Year)
【MSFT】マイクロソフトの週足チャート(5Year)
近年の破竹感はないが、十分なリターン。