法人向けAIがけん引で10〜12月21%増益のアイビーエムより四半期配当142.76ドルを獲得
米IBMが24日に発表した2023年10〜12月期決算は、売上高が前年同期比4%増の173億8100万ドル(約2兆5600億円)、純利益が同21%増の32億8800万ドルとなった。生成AI(人工知能)に対する関心の高まりを受け、法人向けAI「ワトソンX」の需要が拡大した。
1株利益は3.55ドル。特殊要因を除くと3.87ドルと、市場予想(3.78ドル程度)を上回った。
IBMは5月にワトソンXを発表した。アービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)は決算会見で「ワトソンXと生成AIに関する事業が7〜9月期と比べて約2倍に膨らんだ」と語った。
クリシュナ氏は24年12月期の売上高の伸び率が前年比で1桁台半ばの4〜6%程度になるとの見通しも明らかにした。市場予想の「3%程度」を上回ったことが好感され、IBMの株価は時間外で8%以上あげている。
部門別にみると、コンサルティング部門の売上高が6%増の50億4800万ドルとなった。19年に買収したソフトウエア大手のレッドハットを含むソフトウエア部門は3%増の75億1400万ドル、企業の基幹業務で使うメインフレーム(大型汎用機)の販売などを手掛けるインフラ部門は3%増の46億400万ドルだった。
23年12月通期は、売上高が2%増の618億6000万ドル、純利益が約4.5倍の75億200万ドルとなった。コスト削減努力に加え、利益率の高い事業の伸びが大幅増益に貢献した。
【IBM】アイビーエムからの配当金
アイビーエムより1株あたり1.66ドルの四半期配当金となっているので、1.66×86=142.76ドルが実際の配当金となります。
2023年12月【IBM】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行っていないため配当差異はありません。
【IBM】International Business Machines Corpの主要指標(2024年3月)
株価 193.96ドル
PER 23.57倍
年間配当 6.64ドル
配当利回り 3.46%
Payout Ratio 62.28%
増配年 28年連続(Since 1995)
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
良い感じ。永遠の不発弾に弾頭入った感じ。