20年前にマイクロソフト株を「100万円」買っていたら、今いくらになっている?のマイクロソフトより四半期配当26.66ドルを獲得
この20年間、世界経済はリーマンショックや新型コロナウイルスの感染拡大といった大きな困難をたびたび経験してきた。しかしそれらを乗り越え、つねに第一線を走り続けた企業も存在する。
その中の一つが、大手IT企業のマイクロソフトだ。OS「Windows」シリーズやWord、Excel、PowerPointといったアプリケーションで知られる同社は、20年以上前からずっと世界的な大企業の一つとして高い知名度を誇る。
特にOSでは、2006年のWindows Vistaから2021年のWindows 11に至るまで次々と新しい製品をリリース。また2020年にはウェブブラウザ「Microsoft Edge」の提供を開始し、現在では世界中のインターネットユーザーに利用されている。
同社の目玉はそれだけにとどまらず、2001年に発売された初代「Xbox」を皮切りにゲーム部門でも着実にヒットを連発している。とりわけ2005年発売の「Xbox 360」は驚異的な売れ行きを見せ、全世界で約8000万台も販売された。
そしてハードだけでなく、最近ではソフトでも世界を席巻。2014年にはスウェーデンのゲーム開発会社「Mojang Studios」を買収した。同社が開発しているゲームソフト「Minecraft」は「ビデオゲームの殿堂」入りを果たした超人気タイトルで、これまで2億本以上も販売されたという。
くわえて近年ではクラウド事業にも力を入れており、クラウドコンピューティングサービス「Microsoft Azure」のシェアはライバル「AWS」を猛追している。
株の世界に「もし」は通用しないが、仮に今から20年前の2002年6月13日、以上のようなマイクロソフトの飛躍を予測して同社の株を「100万円」分購入していたら、どうなっていたのだろうか…?
当時からすでにWindows 95やXPなどで世界的な知名度を誇っていたマイクロソフトだが、2002年6月13日時点での株価(終値)は、27.11ドル。同年4月ごろから30ドルを割り込み、20ドル台後半を推移している時期だった。
なお同社は2003年に株式分割を行い、1株を2株にしているため、修正株価で言えば2002年6月13日の終値は、13.55ドルである(端数切捨て)。
そして現在のマイクロソフトの株価は、2022年6月10日時点の終値で252.99ドル。つまり、もし20年前の今日、同社の株式を「100万円」分購入していたとすれば、為替レートを考慮に入れず計算すると、約18.67倍、価格にして1867万円になっていることになる。
ここ20年間のチャートを見ると、驚くべきことに同社の株価はコロナ前までほぼ右肩上がりで伸び続けてきた。ウクライナ侵攻や米国の利上げなどの影響もあって2022年初から落ち込んではいるものの、直近の5年間でほぼ4倍というパフォーマンスを見せており、世界情勢が安定すれば元に戻るという期待感も強い。
最近では「GAFA」の次に来るトレンドとして、「MT SAAS」の6社が注目を集めている。マイクロソフトもAmazonやAdobeなどと並んで含まれており、その飛躍は止まるところを知らない。今から20年後の2042年6月、同社の株価はいったいいくらまで伸びているのだろうか?
可能性が高い夢を買うことができるかもしれないマイクロソフトから四半期配当43株分の四半期配当を受け取りました。
【MSFT】マイクロソフトからの配当金
マイクロソフトより1株あたり0.62ドルの四半期配当金となっているので、0.62×43=26.66ドルが実際の配当金となります。
2022年3月【MSFT】配当との比較
前回との配当金の変動は買い増し実施していないことにより差異ありません。
【MSFT】Microsoft Corporationの主要指標(2022年6月14日)
株価 242.26ドル
PER 29.83倍
年間配当 2.48ドル
配当利回り 1.02%
年率EPS 10.75ドル
Payout Ratio 23.07%
増配年 20年連続(Since 2002)
【MSFT】マイクロソフトの日足チャート(1Year)
【MSFT】マイクロソフトの週足チャート(5Year)
そろそろ買い発動かな。