ロシア市場からの撤退検討のフィリップモリスより四半期配当176.25ドルを獲得
米フィリップモリス・インターナショナル(PMI)は24日、ロシア市場からの撤退に向けた選択肢を検討していると発表した。ウクライナ侵攻を受け、ロシア事業を縮小する多国籍企業が相次いでいる。
「マールボロ」などのたばこブランドのメーカーである同社は発表文で、ロシアで事業を行うには複雑過ぎる状況となっているため、同国から撤退する方針だと説明。秩序ある手順で事業を引き揚げる方法を検討しているとした。同社の株価は24日の取引で一時2%上昇した。
ロシアは数量ベースで世界第4位のたばこ市場。同社の加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の普及に向け重要な地域となっている。同社はすでにロシアでの製造業務縮小やマーケティング活動の一時停止、製品の発売中止を発表している。
競合のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)やインペリアル・ブランズは、ロシア事業を現地の提携先企業に移管する計画を発表。日本たばこ産業(JT)は、まだそこまで踏み込んでいないが、ロシアでの新規投資およびマーケティング活動の停止を3月10日に発表。同国での製造を一時的に停止する可能性もあると説明した。
事業とモラルを問われる展開が続くフィリップモリスから141株分の四半期配当を受け取りました。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.25ドルの四半期配当金となっているので、1.25×141=176.25ドルが実際の配当金となります。
2022年1月【PM】配当との比較
前回四半期配当から買い増しを実施していないため配当差異はありません。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2022年4月16日)
株価 101.77ドル
PER 20.03倍
年間配当 5.00ドル
配当利回り 4.91%
年率EPS 6.64ドル
Payout Ratio 75.35%
増配年 14年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
株価も120ドルくらいは越えていってもらいたいところ。