新型コロナワクチン、追加接種で「抗体9倍」のジョンソンエンドジョンソンより四半期配当79.50ドルを獲得
米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は25日、開発した新型コロナウイルスのワクチンを1回目の接種後、さらに追加接種することで、ウイルスに対する抗体が大幅に増えることがわかったと発表した。
J&Jのワクチンは、2回接種が必要なファイザー製などと違い、1回の接種で十分な効果が得られるとされてきた。
今回の研究では、1回接種後にもう一度接種することで、1回目の接種後よりも、9倍の量の抗体が体内で確認できるようになったという。
追加接種をめぐっては、米政府が9月20日から、ファイザー製とモデルナ製を2回打った18歳以上を対象に、2回目から8カ月後に、3回目の追加接種を始める。米紙ウォールストリート・ジャーナルは25日、米政府が2回目から8カ月後ではなく、6カ月後の接種を検討していると伝えている。
J&Jは「米国や欧州などの当局と追加接種について協議している」としている。
米国ではファイザー製とモデルナ製、J&J製のワクチンが接種されている。
J&J製を打った人に血栓ができる副反応がまれに起きることが報告されたこともあり、米国内で接種された計約3億6千万回のうち、ファイザー製が約2億回、モデルナ製が約1億4千万回を占めるが、J&J製は約1400万回にとどまっている。
日本では、J&Jは厚生労働省に承認申請しているが、政府との供給契約は現段階では結んでいない。
ブースター接種も話題に上がってきていることでも追い風くるかもしれないジョンソンエンドジョンソンから四半期配当75株分79.50ドルの四半期配当を受け取りました。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからの配当金
ジョンソンエンドジョンソンより1株あたり1.06ドルの四半期配当金となっているので、1.06×75=79.50ドルが実際の配当金となります。
2021年6月【JNJ】配当との比較
今回の四半期配当までに買い増しを実施していないため配当差異はありません。
【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標(2021年9月10日)
株価 167.63ドル
PER 29.99倍
年間配当 4.24ドル
配当利回り 2.41%
年率EPS 9.62ドル
Payout Ratio -%
増配年 59年連続(Since 1962)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの日足チャート(1Year)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの週足チャート(5Year)
薬価引き下げ問題が浮上しているが、堅実事業のジョンソンエンドジョンソンは安定した収益を継続するだろう。