米ネット大手ヤフーの中核事業の買収手続きを完了したと発表したベライゾンを35株1509.2ドルで追加購入
米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズは13日、米ネット大手ヤフーの中核事業の買収手続きを完了したと発表した。ヤフーは社名を「アルタバ」に変更し、中国のアリババ集団や日本法人・ヤフーの株式などを管理する投資会社となる。
ネット企業の草分け的存在のヤフーだが、創業から23年あまりで事実上その歴史に幕を閉じることになった。
ベライゾンは頭打ち傾向が顕著な携帯電話事業に代わり、ネット事業を成長のけん引役に育てる計画だ。子会社「オース」を設立し、傘下のネット事業「AOL」と今回買収したヤフーの事業を統合。「ハフポスト(旧ハフィントン・ポスト)」「ヤフー・ファイナンス」などを軸にネット広告の収入増を目指す。
買収完了を受け、2012年からヤフーを率いてきたマリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)は退社する。米報道によると、ベライゾンはAOLとヤフーの統合に伴い、両社従業員の約15%に当たる2100人の削減を計画している。
ベライゾンは16年7月、ヤフーの中核事業を約48億3千万ドルで買収すると発表した。その後、過去にヤフーで大型の顧客情報流出があったことが発覚し、今年2月に約44億8千万ドルに減額することで合意していた。
日本のヤフーの事業は今後も継続しサービス名に変更はない。
買収によりヤフーの幕引きとなったベライゾン買い増しで合計保有株は142株となり平均買付株価は45.04ドルとなった。
【VZ】Verizon Communications Incの株価指標
株価 43.12ドル
PER 14.42倍
年間配当 2.31ドル
配当利回り 5.39%
BETA 0.54
年率EPS 3.76ドル
Payout Ratio 61.4%
増配年 12年連続(Since 2005)
ベライゾンの購入理由
- 12年連続増配であること
- 連続増配銘柄であること
- NYダウ工業株30種指数銘柄であること
- 全米でAT&Tと並び巨大通信企業であること
- ベータ値が低いこと
- 高配当銘柄であること。
1株あたり年間配当額は2.31ドルなので2.31×35=80.85ドル(9200円)の配当を得られる権利を獲得した。
【VZ】ベライゾンの日足チャート(1Year)
【VZ】ベライゾンの週足チャート(5Year)
携帯電話の価格競争により減益予想が高い通信株ではあるが、配当利回り5.39%は魅力的。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のベライゾン買い増しで米国株ポートフォリオ比率は11.3%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎コア10種のアメリカ株ポートフォリオが低い【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン、【WMT】ウォルマート、【IBM】アイビーエムで考えている。