バンクオブアメリカは4大米国銀行のひとつで民間金融業務を請け負う幅広い商品・サービスを提供する老舗企業
バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corporation)は米国の大手銀行・金融持株会社。全米と世界40以上の国々で展開。
預金口座、貸付、クレジットカード、証券仲介、保険と投資信託の販売のほか、加盟店向けカード決済サービス、企業・機関向け株式、債券引受、資産運用・管理、合併・買収アドバイスなどのサービスを提供。
消費者不動産業サービスやグローバル資産・投資管理サービスも提供している。
通称バンカメと呼ばれており、米国4大銀行の一角です。アメリカ4大銀行とは
- JPモルガン・チェース【JPM】
- バンク・オブ・アメリカ【BAC】
- シティグループ【C】
- ウェルズ・ファーゴ【WFC】
のことを指します。世界的に超有名な金融機関ばかりですね。
バンカメは銀行業務、投資業務、資産運用業務、財務、リスク管理のための商品・サービスを幅広く提供している。
世界40か国に拠点を持ち、創業230年の歴史を持つ。
米国で個人預金シェア1位、クレジットカードでは3位のシェアを持つ。
2009年に窮地にあったメリルリンチを買収し、証券・投資銀行部門でも世界有数にシェアを拡大した。ただ、サブプライム問題が尾を引きノンコア事業の売却と経費削減に注力している。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【BAC】バンクオブアメリカの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
2008年のリーマンショックで大きく業績を下げたが、2012年ころから徐々に収益を戻している段階となっている。
【BAC】バンクオブアメリカの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
米国金融発のリーマンショックだっただけに、厳しい状況が続いていたが、近年BPSを筆頭に回復中である。
【BAC】バンクオブアメリカのキャッシュフロー
金融機関特有でキャッシュフローの凹凸が激しい。当然景気に左右されやすく株価の変動も大きい。
【BAC】バンクオブアメリカの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価46.66ドル 配当1.80ドル
2010年1月 株価15.09ドル 配当0.04ドル
2015年1月 株価18.19ドル 配当0.20ドル
2016年1月 株価17.01ドル 配当0.20ドル
2017年1月 株価22.02ドル 配当0.30ドル
バンカメの株価は2006年11月の最高値55.08ドルをピークに2009年2月には2.53ドルまで売り叩かれた。2016年11月のトランプ大統領当選から株価は23ドルほどまでに回復しているが、過去最高値には程遠い状態である。
配当もリーマンショック後の減配は当然で企業存続も怪しかった状態でしたから。
株価の乱高下が激しいので短期で稼ぎたい投資家には問題ないでしょうが、長期投資家目線で見ると保有するには難しい企業かなという印象です。