【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンより四半期配当(2025年6月)-97.50ドル受取-4.8%増配で63年連続増配に

1〜3月利益3倍も見通し上方修正も関税懸念強いジョンソンエンドジョンソンより四半期配当97.50ドルを獲得

医療機器大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が15日発表した2025年1〜3月期決算は純利益が前年同期と比べ3倍以上の109億9900万ドル(約1兆6000億円)だった。通期の売上高予想を上方修正したが、トランプ米大統領による関税策に対する懸念が重荷となり、株価は下げた。

J&Jは、タルク(滑石)を原料とするベビーパウダーの健康被害を巡る集団訴訟に関する和解案が却下された。それを受けて和解金の引当金を解消し、1〜3月期に一部計上した。

売上高は前年同期と比べ2%増の218億9300万ドル、1株当たり利益(EPS)は4.54ドルだった。部門別では医療機器やコンタクトレンズを扱う「メドテック」は約3%増、「処方薬」の売上高が約2%増だった。

売上高とEPSはともに市場予想を上回ったものの、関税の影響やマクロ経済環境を懸念して、市場の反応は薄かった。14日の米株式市場でJ&J株は前日終値比で一時1%ほど下げた。トランプ米大統領は製薬業界に対する関税を近く発表する可能性を示唆している。

J&Jは25年12月期通期の業績予想を上方修正した。売上高は前期比2.6〜3.6%増の910億〜918億ドルと、従来予想の前期比0.5〜1.5%増の892億〜900億ドルから引き上げた。買収を通じて新たに傘下に収めた統合失調症の治療薬が寄与する見通しだ。

一方、EPS予想は据え置いた。現時点で発表されている関税で4億ドルのコストが発生すると予想している。大半は中国に課された関税の影響だという。そのほか、為替変動や4月に完了した神経系治療薬メーカーのイントラセルラー・セラピーズの買収の影響が据え置きの理由だと説明した。

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからの配当金

ジョンソンエンドジョンソンより1株あたり1.30ドルの四半期配当金となっているので、1.30×75=97.50ドルが実際の配当金となります。

2025年3月【JNJ】配当との比較

今回の四半期配当までに買い増しを実施していないが増配により配当が増加しています。

売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果になったジョンソンエンドジョンソンより四半期配当93.0ドルを獲得 ジョンソン・エンド・ジョン...

【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標(2025年6月)

株価 152.38ドル

PER 25.81倍

年間配当 5.20ドル

配当利回り 3.45%

Payout Ratio 46.84%

増配年 63年連続(Since 1962)

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの日足チャート(1Year)

【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの週足チャート(5Year)

訴訟絡むと株価上昇も厳しいですが増配はすごいですね。