AI本格展開でクラウド堅調で7━9月売上高予想上回るマイクロソフトより四半期配当32.25ドルを獲得
米マイクロソフト(MSFT.O)が24日発表した第1・四半期(7━9月)決算は売上高が市場予想を上回った。クラウドサービスとパソコン向けソフトの好調がけん引した。
売上高は13%増の565億ドル。LSEGのデータによると、アナリスト予想は545億2000万ドルだった。
1株利益は2.99ドルと、アナリスト予想の2.65ドルを上回った。
株価は引け後の時間外取引で4.2%上昇した。
クラウドサービス「アジュール」を含むインテリジェンス・クラウド部門の売上高は243億ドルで、市場予想の234億9000万ドルを上回った。
アジュールの売上高は29%増。調査会社ビジブル・アルファのまとめた予想は26.2%増だった。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は「AI(人工知能)製品が販売を促進し、既に売上高と利益の増加に寄与していることが示された」と指摘した。
マイクロソフトは対話型AI「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIに投資することでAIで他社に先行しており、生成AIサービスの本格展開による業績押し上げ効果に市場は注目している。
同社は業務ソフト「マイクロソフト365」に1日分の電子メールの要約などをするAI機能「コパイロット」を搭載し始めているが、まだ限定的な提供にとどまっている。同社のインベスター・リレーションズ担当バイスプレジデント、ブレット・イバーセン氏は、今後予定されるAIサービスのためにクラウドの利用を再開する動きが7─9月期の増収に寄与したと述べた。
投資家はAI向けデータセンターに同社がどれだけ投資しているかも注視している。7─9月期の設備投資は112億ドルと、2016年度以降の最高を更新した。
パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を含む部門の売上高は137億ドルと、市場予想(LSEGデータ)の128億2000万ドルを上回った。
ビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインを含む部門は売上高が186億ドルと、こちらも市場予想の182億ドルを上回った。
【MSFT】マイクロソフトからの配当金
マイクロソフトより1株あたり0.75ドルの四半期配当金となっているので、0.75×43=32.25ドルが実際の配当金となります。
2023年9月【MSFT】配当との比較
前回との配当金の変動は買い増し実施していないが増配により配当が増加しています。
【MSFT】Microsoft Corporationの主要指標(2023年12月)
株価 370.62ドル
PER 38.13倍
年間配当 3.00ドル
配当利回り 0.81%
Payout Ratio 26.71%
増配年 22年連続(Since 2002)
【MSFT】マイクロソフトの日足チャート(1Year)
【MSFT】マイクロソフトの週足チャート(5Year)
マイクロソフト強いですね~