ブレグジットの震源地である英国銘柄のグラクソスミスクラインより四半期配当15.25ドルを獲得
イギリスのテリーザ・メイ首相は、欧州連合(EU)離脱に関する方針を演説。メイ首相は、自国の移民規制を優先し、人・モノ・サービス・資本の自由な往来を原則とするEU単一市場からの脱退を表明した。
ロンドンにあるセントジェームズ宮殿内のランカスターハウスでの演説で、メイ首相は「単一市場のメンバーで居続けることは不可能だ」と述べた。自国の移民政策に対するコントロールを取り戻したいとの考えから、EU司法裁判所からも脱退する方針。
またメイ首相は、EU加盟国以外の国に共通の関税を課す「関税同盟」からも離脱し、世界中で新たな貿易協定を模索できるようにする、とも宣言。
今後メイ首相は、こうした最終的な「ブレグジット」案を議会にはかる。EU離脱の手続きを定めたリスボン条約50条では離脱交渉は2年間を期限としている。期限失効後、EU単一市場からイギリスが離脱するための移行措置期間をどの程度にするか、EU側と交渉するとという。
そんなハードブレグジット化が進むと思われる英国企業であるグラクソスミスクラインから四半期配当33株分15.4ドルの四半期配当を受け取りました。
【GSK】グラクソスミスクラインからの配当金
グラクソスミスクラインより1株あたり0.46ドルの四半期配当金となっているので、0.462×33=15.25ドルが実際の配当金となります。
2016年10月【GSK】配当との比較
ブレグジット問題によりポンド安が進み前回四半期配当0.466→0.462ドルと1株あたりの配当が減っています。
ポンドドルの日足チャートです。選挙後一気にポンドが売られています。ADRで購入しているので米国株太郎の配当はドル受け。よって為替の影響を受け目減りしています。
【GSK】GlaxoSmithKline plcの主要指標(2017年1月18日)
株価 39.30ドル
PER 255.19倍
年間配当 1.83ドル
配当利回り 4.65%
BETA 1.05
年率EPS 2.52ドル
Payout Ratio 72.6%
増配年 0年(GBPベースにより変動あり)
【GSK】グラクソスミスクラインの日足チャート(1Year)
【GSK】グラクソスミスクラインの週足チャート(5Year)
ブレグジットショックから大きく売られている。また、大統領選挙前は薬価引き下げ懸念でダブルパンチだったわけですが、クリントン優勢の予想に反し、トラ様ことドナルドトランプが大統領に統制してしまったため、トランプラリーに乗り株価も若干戻しています。
しかし、トランプも就任前にも関わらず薬価引き下げ発言を行ったことで今後製薬会社の株は売られる展開になるかもしれません。