【MCD】自動化に向けた投資にけん引されて事業価値が大きく拡大するというアナリストらの期待を反映し大きく株価上昇しているのマクドナルドを156.95ドルで5株買い増し(2017年8月)

「Experience of the Future」(未来体験)というイニシアティブの一環として、2500カ所の店舗のレジ担当者をデジタル注文キオスクで置き換えていくという計画を発表したマクドナルドを5株784.75ドルで追加購入

自動化技術はあらゆる企業の労働力に変革をもたらし始めている。あなたの会社もその影響からは逃れられない。

McDonald’sの株価は最近、史上最高値を更新した。これは、同社が取り組む自動化に向けた投資にけん引されて事業価値が大きく拡大するというアナリストらの期待を反映したものだ。

同社は「Experience of the Future」(未来体験)というイニシアティブの一環として、2500カ所の店舗のレジ担当者をデジタル注文キオスクで置き換えていくという計画を発表した。また同社は、顧客によるセルフサービスという取り組みを拡大し、1万4000カ所の店舗にモバイル注文システムを配備する計画だ。

McDonald’sのこの大胆な戦略に代表されるような動きが進む現代において、あなたの会社は労働力に変革をもたらし、顧客のエクスペリエンスを再構成するうえで、自動化技術をどのように活用していこうと考えているのだろうか?

自動化技術(ロボットやデジタルキオスクといったハードウェアや、人工知能(AI)に代表されるソフトウェア、モバイル注文のような顧客によるセルフサービスなど)の発展によって、世界経済はそのかたちを変え続けている。自動化技術は、あらゆる企業の労働力に影響を及ぼしつつあり、あなたの会社もその影響からは逃れられない。

さまざまな垂直業界や企業、部門のリーダーたちは、そのことに気付いている。自動化によって2027年までに米国の職の17%が奪われる一方、自動化関連の経済によって創出される職は10%にとどまるというForrester Researchの予想が発表された際、未来の職業に関する筆者の調査に多くのビジネスリーダーたちが注目した。われわれは最も重要な点として、人間とマシンのチームワークが未来の労働力を形作る重要なトレンドになると考えている。というのも、ロボットと一緒になって作業を進める人間の従業員が今後どんどん増えていくと考えられるためだ。

この調査のフォローアップとして筆者は最近、仕事の進め方に大きな変革をもたらす、労働力という観点からの自動化技術とロボット工学、AIについてさらなる考察を加えた2つ目のレポートを発表した。自動化技術のさらなる普及にともない、企業は自社の労働力についてより長期的な戦略を立案する必要に迫られている。

なぜだろうか?まず、企業は人間とマシンを連携させた労働力を具現化し、管理していくという荒海に漕ぎ出していくことになる。この荒海を航海していくためには、新しい時代をけん引する重要な技術のユースケースと相対的な成熟度を理解したうえで、長期的な投資を実施していくための戦略的な計画を立案する必要がある。

この調査でForresterは、バーチャルエージェントや、小売店/倉庫のロボット、認知AIといった労働力の変革をけん引する12の重要な自動化カテゴリを洗い出し、評価している。われわれは、これら技術を具体的な成熟段階と、ビジネスにおける価値創造の可能性という観点から分析し、グループに分類した。以下では、その過程で浮き彫りとなった重要な点をかいつまんで紹介する。

アイデアの域を脱していると実証された5つの自動化技術がある。これらはすべてAmazon Web Services(AWS)やIBM、Microsoftといった企業によって取り組まれている。その1つである、複雑な問題を解決するAIソリューションは2021年までに485億ドル規模に成長するだろう。このカテゴリに属する例として、Goldman Sachsは2000年に600人の株式トレーダーを雇用していたが、現在では2人しか残っておらず、自動化された取引をサポートするために200人のコンピュータエンジニアを雇用したことが挙げられる。

AIソリューションよりも長い歴史を持つ自動化技術も再発明のタイミングをうかがっている。筆者が分析した技術のうち、3つはこのカテゴリに属する。例えば、産業用ロボットは1980年代から大々的に活用されてきているものの、現在の技術によって変ぼうを遂げ、人間との協調作業をうまくこなすようになってきている。

今回の調査で評価したAIとロボット工学の技術はまだ成熟しきっていないため、その取り扱いには注意が必要だ。ロボティックプロセスオートメーション(RPA)や、セルフサービス型のキオスクといった一部の自動化ソリューションは参考にできるだけの幅広い事例が存在するが、その他の応用分野では未来を開拓する先駆者になる必要があるだろう。しかし、今その一歩を踏み出しておくべきだ。というのも向こう5年間で、自社の労働力にロボットを導入できなかった企業は、導入した企業に後れを取ることになるためだ。

最後になるが、自動化技術は今後も労働力に影響を及ぼし続けるため、企業は戦略的計画を作り上げておく必要がある。手始めとして、企業は幅広いさまざまな自動化技術について、その成熟度に鑑みた用法を評価し、過去に配備したことのない技術(しかし他社に大きな影響を与えている技術)に取り組み、自動化を軸とした向こう5〜10年にわたる、労働力の戦略的なデジタル変革に向けた計画の立案に着手してほしい。

AI技術を取り入れ収益の更なる改善に努めているマクドナルド買い増しで合計保有株は34株となり平均買付株価は124.62ドルとなった。

【MCD】McDonald’s Corpの株価指標

株価 156.95ドル

PER 25.77倍

年間配当 3.76ドル

配当利回り 2.39%

BETA 0.70

年率EPS 6.50ドル

Payout Ratio 57.8%

増配年 41年連続(Since 1974)

マクドナルドの購入理由

  • 41年連続増配であること
  • 連続増配銘柄であること
  • NYダウ工業株30種指数銘柄であること
  • 増配率も年間4%超えを維持し続けていること

1株あたり年間配当額は3.76ドルなので3.76×5=18.8ドル(2050円)の配当を得られる権利を獲得した。

【MCD】マクドナルド日足チャート(1Year)

17080502

【MCD】マクドナルド週足チャート(5Year)

17080503

マクドナルドは最高値圏にあるが、ポートフォリオ比率が下位銘柄であるため定期購入となった。

米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ

17080504

今回のマクドナルド買い増しで米国株太郎ポートフォリオ比率は8.6%になった。

次の定期購入ターゲットは米国株太郎コア10種のアメリカ株ポートフォリオが低い、【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン、【PM】フィリップモリス、【PG】プロクターアンドギャンブルで考えている。

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