競争激化が影響で1-3月は契約者数が予想以上に減少のベライゾンより四半期配当134.15ドルを獲得
- 携帯電話の月間契約者数は28万9000人減-予想18万5500人減
- 営業収入は335億ドル、調整後利益は1株当たり1.19ドル
米無線通信最大手ベライゾン・コミュニケーションズの1-3月(第1四半期)決算では、携帯電話の契約者数が市場の予想以上に減少した。激しい競争環境や政府機関による支出抑制が響いた。
22日の発表資料によれば、携帯電話の月間契約者数は28万9000人減。アナリスト予想の平均(18万5500人減)より大幅な落ち込みとなった。減少幅は前年同期の2倍余り。昨年10-12月(第4四半期)には56万8000人増を記録していた。1-3月の契約者数減少についてベライゾンは、一部の連邦政府機関での人員削減も背景にあると説明した。
ハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、「新政権の効率化作業が一部影響した」と述べた。
ベライゾンとAT&T、TモバイルUSは、飽和状態にある市場で顧客獲得に向けた激しい競争を繰り広げている。ベライゾンのフランク・ボールベン最高収入責任者(CRO)は「競争の激化」により、加入者数は「恐らく軟調になる」と警告していた。クリスマスの祝日後にベライゾンはプロモーションを終了したが競合他社は継続したと、同氏は説明。また顧客は携帯電話をより長期間使い続けているとも述べた。
1-3月の営業収入は335億ドル(約4兆7000億円)と、市場予想の平均(333億ドル)を上回った。調整後利益は1株当たり1.19ドルで、こちらも予想(1.15ドル)を超えた。通期のガイダンスは全て据え置いた。
【VZ】ベライゾンからの配当金
ベライゾンより1株あたり0.6775ドルの四半期配当金となっているので、0.665×198=134.15ドルが実際の配当金となります。
2025年2月【VZ】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行っていないため配当差異はありません。
【VZ】Verizon Communications Incの主要指標(2025年6月)
株価 43.30ドル
PER 10.43倍
年間配当 2.71ドル
配当利回り 6.26%
Payout Ratio 56.16%
増配年 20年(Since 2005)
【VZ】ベライゾンの日足チャート(1Year)
【VZ】ベライゾンの週足チャート(5Year)
疑似債券ですな。