第4四半期の売上高がアナリスト予想を上回ったグラクソスミスクラインより四半期配当9.80ドルを獲得
GlaxoSmithKline plc (NYSE: GSK)の株価は、製薬大手が発表した第4四半期の売上高がアナリスト予想を上回ったことを受けて5.65%上昇した。ただし、利益は予想を下回った。
GSKの第4四半期の売上高は81.2億ポンドで、アナリストの予想コンセンサスである98.6億ポンドを下回った。また、調整後1株当たり利益は0.23ポンドとなり、アナリスト予想の0.49ポンドを下回った。
同社の売上高は、スペシャルティ医薬品部門の継続的な成長に牽引され、同部門の売上高は前年同期比17%増の33億ポンドとなった。HIV治療薬の売上高は14%増の19.7億ポンド、がん治療薬の売上高は72%増の4.08億ポンドとなった。
ワクチン部門の売上高は、RSVワクチンArexvyの発売初年度と比較して需要が低下し、12%減の22.1億ポンドとなった。一般医薬品部門の売上高は6%増の26.1億ポンドとなった。
Emma Walmsley CEOは「GSKは2024年も優れた業績を達成し、スペシャルティ医薬品ポートフォリオの加速的な成長により、力強い売上高と中核利益の成長を実現しました」とコメントした。
2025年について、GSKは売上高成長率3-5%、調整後EPS成長率6-8%を見込んでいる。また、今後18ヶ月間で20億ポンドの自社株買いプログラムを実施する計画も発表した。
利益は予想を下回ったものの、投資家は売上高の予想超過と明るい見通しを好感し、GSKの株価は取引開始後に上昇した。5.65%の株価上昇は、市場が同社の力強い売上成長とポジティブな業績見通しに注目していることを示している。
GSKは英国時間午前10時45分より、決算の詳細について説明するカンファレンスコールを開催する予定。
【GSK】グラクソスミスクラインからの配当金
グラクソスミスクラインより1株あたりドルの四半期配当金となっているので0.3768915×26=9.80ドルが実際の配当金となります。
2024年10月【GSK】配当との比較
英ポンドとの為替レートにより受け取り配当に差異があります。
【GSK】GlaxoSmithKline plcの主要指標(2025年2月)
株価 36.47ドル
PER -倍
年間配当 1.60ドル
配当利回り 4.44%
Payout Ratio 34.90%
【GSK】グラクソスミスクラインの日足チャート(1Year)
【GSK】グラクソスミスクラインの週足チャート(5Year)
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