4-6月は契約者の伸び低迷でベライゾン通期予想引き下げのベライゾンより四半期配当126.72ドルを獲得
無線通信で米最大手のベライゾン・コミュニケーションズが下落。前四半期に続いて通期見通しを引き下げたことで、顧客が支出を減らしているとの懸念が強まった。
大幅値引きや高インフレといった環境の中、ベライゾンは契約者数の伸びで競合他社に後れを取っている。22日の発表によれば、4-6月(第2四半期)の携帯電話の月間契約者数は1万2000人の純増にとどまり、アナリスト予想(16万7200人の純増)を大きく下回った。
前日には競合するAT&Tが、一部顧客の間で利用料金の支払い延滞が見られ始めていると説明し、市場関係者には警戒感が広がった。AT&Tとベライゾンは共に、一部の携帯電話プランで値上げを実施している。
ただマット・エリス最高財務責任者(CFO)によれば、ベライゾンでは顧客による利用料金の支払い延滞は見られていない。
AT&T株が20年で最大の下げ、支払い延滞がキャッシュフローに打撃
ライトシェッド・パートナーズのアナリスト、ウォルト・ピエシク氏は「こうした決算内容に希望の光を見いだすのは難しい」とし、「ベライゾンの経営陣は成長方法について答えが見つかっていないようだ」と述べた。
ベライゾンは通期利益について、一部項目を除いたベースで1株当たり5.10-5.25ドルと予想。従来予想(同5.40-5.55ドル)から引き下げた。
厳しい競争の中で成長を進められるか気になるベライゾンより四半期配当を受け取りました。
【VZ】ベライゾンからの配当金
ベライゾンより1株あたり0.64ドルの四半期配当金となっているので、0.64×198=126.72ドルが実際の配当金となります。
2022年5月【VZ】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しを行っていないため、配当の差異はありません。
【VZ】Verizon Communications Incの主要指標(2022年8月20日)
株価 44.42ドル
PER 8.35倍
年間配当 2.56ドル
配当利回り 5.76%
年率EPS 5.26ドル
Payout Ratio 48.66%
増配年 17年(Since 2005)
【VZ】ベライゾンの日足チャート(1Year)
【VZ】ベライゾンの週足チャート(5Year)
EPS低下で株価は右肩下がり中。