他社牽制力ランキング2017トップ3はNovartis、Pfizer、ROCHEのファイザーより四半期配当24.48ドルを獲得
2018年6月12日、独自に分類した医薬品業界の企業を対象に、2017年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「医薬品業界 他社牽制力ランキング2017」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
1位Novartisの最も引用された特許は、「高濃度抗体及びタンパク質製剤」に関する特許(特許第4869064号)で、後発の特許5件の審査過程で拒絶理由として引用されています。次いで、「コンタクトレンズ」に関する特許(特許第4485360号)が多く、JOHNSON & JOHNSON VISION CAREの特許3件を含む後発の特許4件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2017年に、Novartisの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はJOHNSON & JOHNSON VISION CARE(15件)、次いで、F. HOFFMANN LA ROCHE(9件)、ABBVIE(6件)となっています。
2位Pfizerの最も引用された特許は、「性能を高めた医薬組成物」に関する特許(特願2007-514203)で、全てがDOW GLOBAL TECHNOLOGIESの特許7件の審査過程で拒絶理由として引用されています。このほかには「睡眠障害の処置」に関する特許(特許第4402882号)や「pH依存性の抗原結合を有する抗体」に関する特許(特許第5932670号)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2017年に、Pfizerの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はF. HOFFMANN LA ROCHE(8件)とDOW GLOBAL TECHNOLOGIES(8件)、次いで、ABBVIE(7件)と続いています。
3位F. HOFFMANN LA ROCHEの最も引用された特許は、「CNS障害の処置のためのベンズアミド誘導体の使用」に関する特許(特願2010-518626)で、後発の特許7件の審査過程で拒絶理由として引用されています。次いで、「三重又は四重特異性抗体」に関する特許(特許第5719354号)が、後発の特許4件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2017年に、F. HOFFMANN LA ROCHEの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はGENENTECH(7件)、次いで、中外製薬(4件)、日立ハイテクノロジーズ(4件)、大日本印刷(4件)、BECTON DICKINSON(4件)、東ソー(4件)、MEDTRONIC MINIMED(4件)、の6社が続いています。
特許でも製薬業界の上位をキープするファイザーから72株分の四半期配当を獲得した。
【PFE】ファイザーからの配当金
【PFE】より1株あたり0.34ドルの四半期配当金となっているので、0.34×72=24.48ドルが実際の配当金となります。
2018年3月【PFE】配当との比較
前回四半期配当より買い増しを実施していないため、配当金の増減はありません。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2018年6月21日)
株価 36.46ドル
PER 10.13倍
BETA -
年間配当 1.36ドル
配当利回り 3.73%
年率EPS 2.96ドル
Payout Ratio 45.9%
増配年 8年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
株価はゆっくりと右肩上がりで上昇中。
ちょっと買い増しタイミングを逸した感があるが、株価調整の際には積極的に買い増し実施していくことにする。